turning point

著者: Suke Yo

自分の人生においてのターニングポイント。それは間違いなく田舎暮らしを選んだ3年半前の瞬間だろう。


色々薬も試して、でもどうにも体調が良くならず、まさに"詰んだ"状態だったのが3年半前。仕事も辞めざるをえず、ニート状態で2,3ヶ月過ごしていた。お金も底をつき、死のうかどうか真剣に悩んでおり、何度か首吊りも試みたものの、結局実行は出来ず。

どうせ死ぬなら最後に大好きな海の近くで住んでみよう、波乗りくらい楽しんでから死のうか、と思い、海の見えるマンションを借りて、引越しをすることにした。仕事も運良く決まり、ちゃんと休みも確保出来る職場で仕事しながら海の目の前で住めることになった。知り合いからは、もう隠居生活?と言われたりしたけど。


出世とかどうでも良くて、とにかく食い繋いでいければいい、そんな感じで仕事に入っていったのだが、どういうわけかうまく事が運び出した。自分の人生において、何かが動き始めた感じがした。


気がつけば、なんだかんだ一生懸命仕事している自分がいて、将来は自分で起業しよう、と漠然と思うようになった。1年後、知り合いから一通の手紙が届き、転職して来ないか?との誘いを受けた。どうしようかと少し迷ったが、半年考えさせてもらった結果、転職することに決めた。理由は、もっと責任感のあるポジションを手に入れたかったから。再び出世欲みたいなものが復活していた。


そして今に至る。あれから3年半。そんなに長くないこの期間に、実に色々な事が起こった。あの田舎暮らしの決断のおかげで、今も生きているといっても過言ではなく。


そういえば、目の前の海には全く波が立たず、サーファーには関係のないビーチだったのだが、引越しが終わった翌日からの三日間、絶えず素晴らしい波が立っていた。あれは、ひょっとしたら"進むべき道はその方向でOKだよ"というサインだったのかな、なんて思ったりもする。その後、そのビーチで波が立つことはなかったから。



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