就活を中断し初めてのひとり旅。何もかも分からなくなって辿りついた1つの答え。「自分で証明するしかない!」

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高校生のときにダンス留学して、今では海外で勉強しながら日本では絵のお店をしているひと。


技術系の仕事をしながら、自分で金属でつくった小物雑貨を休日に営業に行き、ついに百貨店に置かせてもらえるようになったひと


議員さんをやって、60歳超えてからいろんなライセンスもとって海の家を経営しはじめたひと。


もっともっともっとたくさんの人に出会った。


知りたかったことは。。。




大学2回生のとき、周りから聞こてくる言葉。

「3回生になったら就活やらな~~ほんまいや!」


大学3回生・秋=就活


それが当たり前のようで

その当たり前が疑問で仕方なくて。

わたしは小学校、中学校、高校、大学 と

流れにのる感じで特に深く考えることもなく

それが当たり前だと、ふつうだと思って進んできた

みーーーーーーんな、そうなんだって思って。


だけど、いつだっけな。

高校卒業後、ゲストハウスでヘルパーの仕事をしながら

役者さんや漫画家を目指している人がいるってことを知って

自分の思ってた当たり前が当たり前じゃないんだって はっ として


もっと、知りたくなった。



自分が選んできた道のほかに、どんな道があったのか

これから行く道はどんな道があるのか

それが知りたくて

わたしは就活はせずに、4回生は世界一周の旅にでよう

そしていろんな人に出会いたい。

いろんな人のことを知りたい。


そんな風に考えてた。


でも、いざ世界一周の計画をたてようとし始めると

就活 も気になりはじめる。




そのときわたしはスーツ着て働く人にすごく嫌なイメージをもっていて

なんでかと言うと

電車や街で見かけるスーツを着てる人たちは

なんだかみんな疲れた顔をしているように見えたから


けど、よくよく考えてみれば、わたしはそういった人の一面しか見てなくて

しっかり話したこともないわけで

実はなんにも知らない

なんにも知らないまんま、勝手に「スーツ着た人=目が死んでる人」

と決めつけてると気がついて。


世界一周とかする前に

スーツ着た人たちのことを知りたい って思った。


それと


みんなとは違うことをするのが怖かったんだと思う。

親とぶつかるのも怖かった。

「勝手にやれ」と放り出されるのが怖かった。


そんな大きく二つの理由で

一般的な就活をはじめた。





セミナー行ったり、説明会行ったり、選考受けたり

OB・OG訪問したり

最初は知らなかった世界を知っていってるって感覚で

楽しくて仕方なかった


そしてスーツを着た人たち、いきいきした人もたくさんいるってことを知る。

目をキラキラさせて、や、ギラギラさせて働いている人たちがいるってことが分かる。

自分の仕事に意味を見出して、真剣に取り組む人たちがいるってことが分かる。


なんだ、いるんだ!


それが嬉しくて、自分もそんな人たちとそんな風に働いてみたい


そう思った





ちなみにわたしは就活をはじめたころ

自分が本当に、心から行きたいと思う会社を数決めて受けて

全力で受けてダメなら就活やめる。

内定もらえるまでだらだら就活する なんてしない

そう決めてた。


実際、選考が始まってみると

思ってたよりも、案外ぽんぽんと選考に進めたりもして


「なんだ、そんなに難しくないんじゃん」


なんて、ちょっと天狗になってた


けど、2次、3次と進んでいくと、落ち始める。

うまくいかない。


3月初めに受けた、ある広告会社での面接。

あれがわたしにとって大打撃だった。

役員の方と1対1、1時間半、たぶん圧迫。


とりあえず、全力で否定される。ひたすら疑われる。

今思えば、試されていただけだったのだけど


「それってほんとの岡田さんなの?」

「無理してるように見えるよ」

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