ビジネスと戦い

著者: 高田 雅俊

ビジネスという弔い合戦


挑戦の日々が始まった。


自殺したTが自殺に至る1つの原因となったのは

「ネットワークビジネスによる困窮」であるという噂を聞いた。


そこで、そうした組織の力やお金の力に

対抗できるだけの存在になり、


『世の中から自殺者をなくす』


それが自分のビジョンになった。


これまで、フラフラと生きてきた自分は

明確な目標や夢を持った経験がほとんどなかった。


多くの人が何の制限もなく、夢や希望を語る

幼稚園の頃でさえ「将来の夢を絵に描いてみましょう」

というお楽しみワークの時に、何もないので


「サラリーマンの絵」


を描いたほどだ。


当時、両親もひどく驚いた事だろう。


そんな夢も目標もなく、フラフラ生きてきた自分が

1つの指標を持った。


そして、たまたま当時のビジネスの先生の1人に

拾い上げられる事になり、小さなベンチャー企業への

就職が決まったのだった。


「自由な時間とお金を手に入れる」

それが自分の第一の目標となったが、

この先、大変な苦労があるとは知る由もなかった。

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