25歳、社会人3年目の僕が、やりたいことがわからないリケジョ大学院生と出会い、彼女が◯◯になって最後に意中の人と結婚した話(後編)
順風満帆になってきたように見えた彼女だが、ある時メッセージがきた。
リケジョ
にしかつさーん、こんにちは!突然ですが、明日あたり空いていますか?久しぶりに話したいなーと思って^^
うん、仕事終わりならちょうど空いているから、大丈夫だよー。
リケジョ
ありがとうございます!では、明日♫
なんだろう?と思った。もう季節は2012年の秋。彼女と会って1年以上が経とうとしていた。
仕事をやめて、次のステージに行きたい。
僕
久しぶりだね〜!
リケジョ
久しぶりって言っても、1ヶ月ぶりですよー。
僕
そーだったね、んで、どしたん?
たわいもない会話からスタート。するものの、彼女は相変わらずの淡々とした笑顔を出しながら、少し疲れ気味に語り出した。
リケジョ
実は、仕事のことで・・・あれ?って思うことがあってですね〜
僕
うんうん。なに?
リケジョ
気付いちゃったんですよ。これ、自分がやりたいことを押さえつけて、誰かのやりたいことを応援しているって事に。
心の変化というのは、一秒よりも早いなんて言葉を聞いたことがある。
順風満帆に見えていた彼女だが、ある意味、また次の壁にぶち当たっていたのであった。
彼女は二重の殻がある卵の中にいたようなものだった。
自分のやりたいことが何もできなかったからこそ、誰かを応援したいという1つめの殻を破った。
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