若かりし頃の詩篇ストーリー

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世の中は戦いだから

ライバルを蹴落とさなくていけないことを

知らなかった

親の金で威張り

巧みに女の心を掴み

弱い奴を踏みにじる

それが現実だと理解できなかった

辛いこと

出来ないこと

寂しいこと

不安なこと

一人で悩みを抱えて

一人では解けない謎に苦しんでいた

新しい社会へ

巣立つには

若すぎた

敵と味方を

見分けるには

幼なすぎた

サイレンの詩

彼は、疲れていた

混乱した頭で

次第に行動が乱れていった

ある日、彼は職場で、こんな予言を聞いた

お前は「自分」が見えていない

「自分では分からない」と

サイレンが鳴る前に3回言うだろう

彼は、その貴重な予言を無視した

さて、そのあと職場と彼は

さらに混乱していった

新しい上司が言う

ここは、新しく組織変えをする

今日から私の指示に従ってもらう

さて、君の仕事は

電話の電池を買ってくることだ

彼が言う

「どこで買うんですか?」

すると

「自分で探せ」

彼は思わず言った

「自分では分からない」

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