やついフェスティバル2015 1日目 レポート 感想 ~『僕の(フェス)童貞を奪ったのは、やついいちろうでした。』6月20日(土)編~

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 「グッドテイスト!!!!」


 とサムズアップしたら、


 「Yeah!」と、喜んでくれた!


コートニーは、箸の使い方が上手だ。


 日本人より日本のことを愛しているのだなと感心した。


 すると、おもむろにコートニーが、


Courtney
「コレに、Messageください…。」



 昨日プレゼントした、英語で日本をガイドするガイドブックだ。


 「あ、いいよ~。もちろん!日本語で大丈夫?」


 

Courtney
「はい。いいです!」



 自分が書いた内容の覚えている部分を書く。


 


 「Dear コートニー ジョーン
自分は、二人に出会えて、世界で一番の幸せものです。
 コートニーは、とても日本語が上手で、とても驚きました。自分にもっともっと英語のスキルさえあれば、たくさん話せるのに、ちょっと後悔。また、絶対遊ぼうね!!!!!
From桑原和也」


 「ワタシ、アソビ、イキタイ…」


 コートニーが、真っ直ぐな目で、訴えてくる。


 ホテルのペンだと思い、ボーイさんにペンを返したら、


Courtney
「ソレ、ワタシノ…」



 「あ!!ごめん!!!コートニーのだったの!!素敵なボールペンだね!」


Courtney
「うん!ここのホテルで買ったの!」



 純真無垢な少女だ。コートニーは。


 二人で鉄板焼きのお店を抜けだそうと思った時、

謎の旨みスープを取り上げて頂いた女性に、


 「自分、もう、二度とこんな所、来られないと思います。

でも、もし、来られたら、一番大切な人と来ます。」


 そうしたら、


鉄板焼きのホールの女性
「はい!必ずいらっしゃられますよ!その時は、今日のことを思いっきり自慢してくださいね!」


 店員さんのGood Luckをもらい、二人で店を抜け出す。


 しかし、支払いをどうするか、コートニーは手間取っていた。


 日本語で一生懸命説明しようとしている。


 「店に残っているおばあちゃんの支払いにしてください」


 これが言えずに、もどかしくなっていた。


 「English OK!」


 そう言うと、ペラペラと英語を話すコートニー。


 自分は、オーーー。と思った。


 あれ?…逆じゃない?


 そう思いながら、二人で、京王プラザホテルを抜け出す。


 


 二人は、自然と、手をつないでいた。




 でも、デートではない。


 これから話すのは、ノロケではない。


初めて触れる、コートニーの手は、貝殻細工のような、繊細なものだった。


 ペンシルベニアからやってきたシンデラは、

本当に、12時までに京王プラザホテルという家に帰らねばならない。


 昨日、ブックファースト新宿店に入るときに使った、階段を使う。


 実は、昨日の時点で、雨が降っていたため、「Take care」


 と言いながら、シンデレラ扱いをして、手を触れていたのだ。


 「昨日と一緒だね!」


 と言ったら、コートニーは、はにかんでいた。


 「Let’s go to Kabukichou! for the tube!」


 地下通路を使って、歌舞伎町へ行こう。


 自分一人でも恐ろしい街なのに、シゲキが強すぎのではないか。


 でも、コートニーには、見て欲しかった。


 「龍が如く」シリーズの舞台となった街を。


 「ダンジョン!ラビリンス!!」


 と、勝手に盛り上げながら、手をつなぎながら歩く。


 これ以上に幸せなことはない。


 新宿サブナードという、地下街に出た。


 久しぶりにやってきたので、本格的に、

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