②マグロ詐欺を繰り返していた詐欺師集団と戦った話

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「会長、これも予想していたことが起きただけの事です。心配いりません。すぐにNBIと弁護士に連絡をして釈放させます」



NBIオフィスに電話をするとすぐに署長に代わる事が出来ました。「署長、すぐに菊池さんを釈放してください。これはケースではありません」



NBI署長「今、弁護士と署員を向かわせている、やがて状況が分るだろう。」




NBI署長「ところで私も気になってあれから例の日本人社長の事を調べてみたんだが、すべてのケースは日本人から告訴は取り下げられているな」




私「取り下げられたとはどういう事ですか?訴えた相手が取り下げたということですか?」




NBI署長「取り下げられたというか、訴えた日本人はすべていなくなっているんだよ・・・」






NBI署長「訴えたえを取り下げた後、相手はマニラ市内で行方不明になったいう事だ」




なんだか悪い胸騒ぎがした時、すぐさま弁護士から電話が入りました。





「だめです。向こうの動きが早すぎる、すでに訴状が裁判所に届きました。これ以上は止められません。裁判になります。」




人の目をはっきり見ない、どことなくおどおどした様子のガマ社長でしたので大したことはないと完全にたかをくくっていました。



フィリピンで30年も悪事を働いていた男にはその国のアンダーグラウンドで生き抜く事のノウハウを得ていました。




フィリピンの裁判はとにかく長く、結審までに20年、30年かかる事もざらだといいます。その間被告人は暗い部屋でその裁判が結審されるまで暮らさなければなりません。




もしかしたら、私はとてつもない大きな物を触ってしまったのかもしれないな・・・




急に頭の中が真っ白になりました。




このまま自宅に帰るるべきか、それともこれから東京に戻るべきか・・それさえも判断が付かずただただ駅のホームで上り電車と下り電車を交互に見つめていました。


続く・・・


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