大事にされたい女の婚活が長くなるメカニズム 第1回
やりとりをしていて、
と感じるお客様がしばしば現れる。
彼女もその一人だった。
30代半ばの事務職をしている未婚女性。婚活歴はなんと10年だ。
彼女は
とずっと信じていた。
まさか早めに婚活を始めた自分がその立場になるなんて思いもよらず、現実にうろたえていた。
と、鼻息をあらくして私に訴えた。しかし、実際には彼女はお見合いを断り続けていた。原因は、相手のレスポンスを待てないことだった。
例えば、こんなことがあった。
お客様が言っていることは完全に間違っているとは言えない。
私自身も、お見合いの返事を即レスして欲しい。仕事が早く終わるし、やきもきしなくていいからだ。本当に1週間ぐらい経過した後のお返事はお断りのものが多い。だから、やる気がないから時間を引き伸ばすというのはあながち間違ってはいない。
しかし、1週間後OKの連絡が来る確率はゼロではない。現場ではだいたい4割ぐらいだ。半分は切るけれども3人に1人以上はお会いしたいと連絡が来る。事情は様々だが、大半は仕事が忙しくてメールを確認できなかった場合だ。
それを全部「やる気が無い」と決めつけるのはとても乱暴なのだ。
他にも、こういうことがあった。
現に、私がメッセージを送ったらすぐ既読になりますし
確かに、時間には配慮している。勤務中にやりとりしろと要求しているわけではないから。
しかし…。仕事が終わってからは、LINEでポンポンやりとりできる相手じゃないと相性が悪いと言いたいわけだ。わからなくもない、LINEでポンポンは会話のキャッチボールのようなものだから。
8月10日に出版が決まりました「となりの婚活女子は、今日も迷走中」(大西明美著、かんき出版)
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