高木教育センターのありふれた日々(6)
「なんでsinθ/θはθをゼロに近づけると1になるのか」
その根本を追求しないで、言われたままに「ハイ」と言うような子では数学は伸びない。
「なぜ?」
を追求していくと、その背後にある理路整然とした壮大な理論体系の存在を感じ始めるのが普通だ。すると、数学の世界の美しさに感動して勉強を続けたくなるものだ。
宿題だけの子は、ここでドロップアウトです。自発的にやり始めた子と、やらされているだけの子では勝負にならない。
これは英語にも言える。暗記科目と思われているのだが、そうではない。英語というのは手段であって、受験問題は文学作品から科学論文まで多岐に渡る。たとえば、犬に興味がないのに犬の話が書いてあったら読む気がうせる。
逆に、世の中のあらゆることに興味があれば英語で書かれた文章はもはや「やらされている」のではなくて「やりたい」ことに変わる。
ところが、教育学部で学び、14年間名古屋の7つの塾・予備校・専門学校で指導させてもらい自分の塾で教え多数の先生、講師に出会った。そして、気づいた。
「うわぁ、嫌々勉強してきた人が多いんだ」
徹底的な管理教育を受けた先生は、それが勉強と信じている。だから、生徒に宿題を山ほど出す。そして、生徒をダメにする。でもね、この事実を書いたり口にすると同僚から袋叩きになる。口をつぐむしかない。
英検準1級、教員には高いハードル 文科省調査
フォームの終わり
全国の公立中学・高校の英語教員のうち、英検準1級以上かそれに相当する資格を取得しているのは中学で28.8%、高校で55.4%だったことが25日、文部科学省の2014年度英語教育調査で分かった。政府の教育振興基本計画は17年度までに中学で50%、高校で75%との目標を掲げている。英語教員のいっそうのレベルアップが必要な状況が浮かんだ。
各学区にある中学校では英語の先生の3割しか準1級を持っていない。つまり、7割の先生は2級レベル。採用試験を通過しなければならない教師でさえ、これです。各学区内に塾はいくつあるのでしょう。1つのわけがない。ここでも5塾や6塾はあります。そんなに英語が使える人がいるわけない。
冷静に考えれば、ほとんどの塾講師が2級レベル以下。ヘタをすると優秀な生徒の英語力以下なのだ。高校の英語教師でさえ半数くらいしか準1級を持っていない。私の指導している優秀な生徒は準1級に合格している。1級を持った中学生を指導したこともある。
つまり、
「2級の先生が1級の生徒を指導している」
「四日市高校を落ちた先生が四日市高校受験生を指導している」
というのは誇張ではなく、リアルな話だ。
あーぁ、また蛇蝎のように嫌われる。娘が小さい頃は本当のことが言えなかった。私が蛇蝎のごとく嫌われると子供たちが可愛そうだから。でも、みんな成人して自立したからブログを始めた。
今なら本当のことが書けるからだ。ハッキリ書いておくが、そんな英語教師の添削では京大などの難関大は合格できません。「エラっそうに!」ですか?
私は北海道から九州まで三重県の無名個人塾に京大受験生に10名以上集まってもらえている状況から客観的な判断をしているだけですよ。倍々ゲームになっているのは京大受験生の嗅覚が鋭いということでしょう。
第五十五章
「お金を振り込んだら、ドロン!」
私は最初に北海道から
「まわりに京大英作文を添削してもらえる人がいないのでお願いします」
というメールが来たとき、感慨深かった。
「先月は九州福岡だったけど、今日は札幌か」
もし、自分が北海道に住んでいたらいくら周囲に添削を依頼できる人がいなくても三重県の田舎の小さな個人塾らしい無名の私に添削を依頼するだろうか?HPに
「英検1級。京大7回うけました。成績開示したら8割正解しました。これが証拠です」
そして、指導したら京大医学部、阪大医学部、名大医学部、三重大医学部に合格しました。
「あなた、信じます?」
私なら疑う(笑)。確かに1級の賞状、京大の受験票、成績開示などが貼り付けてある。でも、こういうものって偽造ができる。オレオレ詐欺じゃないけど、
「お金を振り込んだらトンヅラされるのでは?」
それに、Z会などの大手の添削もあるではないか。何も好き好んでどこの馬の骨とも分からない人に依頼して大丈夫か?
「でも、週1回コースなら月額3000円だし騙されても被害額は小さい」
と清水の舞台から飛び降りた気分で問い合わせをされるのかな。どうも、そんな気がする。もちろん、Youtube の動画、アメブロ、ホームページ、storysのエッセイなど情報チェックの上だろうとは思う。
ところが、添削が始まったら量より質の経験者でないと分からない的確な指摘。疑問に思った箇所の無制限の質問が可能なことなど、サービスの質の高さに満足した。そんな感じだと思う。
私はZ会の講師や河合塾の講師に負ける気がしない。自分のようにセンター試験10回、京大模試10回、京大二次7回。英検1級、通訳ガイドの国家試験、国連英検A級。アメリカで教師経験あり。名古屋大学教育学部卒。これだけ真剣に受験指導に向かい合っている講師は少ないはず。
最初は1名から始まった通信生だけど、4年目の今年は10名ほど京大を受験する予定。1名、3名、5名、10名と倍々ゲームのように増えてきた。ビックリ。私は地味に頑張っていく予定。三重県では有数の「四日市高校」でも、京都大学は毎年10名から20名の間くらいの合格者しかいない。そのうち追い越してやる。
第五十六章
「知る人のみぞ知る。隠れた名店」
私はやる気のない生徒の指導はお断りだから、京大英作文、京大和訳の「通信添削」を始めた。東大、阪大、名大などの旧帝受験生や、国立大「医学部」受験生の指導もさせてもらっている。
ここ2,3年の合格実績は「高木教育センター」で検索してご覧下さい。
さて、世の中には隠れた名店が存在する。私がめざすのは、その隠れた名店だ。
イチローのカレー好きの原点、と未確認情報ながらほぼ断定されているのにはワケがあります。
それは、「カレー 幸」が、愛工大名電高のごく近所にあり、通学路にあるお店。
愛工大名電高と言えば、イチローの出身高校であり、
「カレー 幸」のお客の多くは、愛工大名電高の教師や生徒らしいんですよ。
隠れた名店というのは、大量生産ができないから100店、1000店と広げられないことを意味する。私も自分が添削できる範囲までしか募集できない。する気もない。食っていけたら十分だと思っている。
だから、知名度は欲しいけれど自分で添削しきれない申し込みがあったら断るしかない。今も「特別個人指導」は満席で、待機してもらっている状態だ。通信生も、近いうちにそうなりそうだ。
それで、空席がある中学クラスの継続生のみ受け付けさせてもらっている。贅沢な話だ。ありがたい話だ。
私は大量生産して格安で販売するファミレスを否定する気などない。私もよく利用する。ただ、その一方で個性的な個人の定食屋さんや年に数回高級な店にお客さんを招いたりもする。様々な店があるのは良いこと。
塾や予備校や通信添削も同じことだと思う。私は「京大の英作文・和訳」に特化して自分を鍛えてきたので、この分野では誰にも負けない自負がある。毎年、京大を受験したい高校生は3万人ほどいると推定している。その0.1%の人が目を向けてくれたらビジネスとして成立する。つまり、30人。
京大医学部高校別合格者数ランキング2015
1位 灘(兵庫) 21名 2位 洛南(京都) 15名
3位 東大寺学園(奈良) 9名 4位 甲陽学院(兵庫) 7名
実は、本当に狙っているのは「京大医学部」の合格者数。今年は2名挑戦する。もし、三重県の小さな無名の個人塾から
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