天才Webマーケッターと呼ばれた男。
我慢して。
「グルグルグルグル」
我慢して。
「あ・・・!!」
まさか、恐れていた最悪の自体が起こってしまったのだ。
僕から発せられた、独特の臭いは、
ものの30秒ぐらいで教室中に広がった。
隣の女子は
「なんか、臭くない??」
後ろの男子は
「誰か漏らしたんじゃないか??」
先生まで
「化学実験でもしてるのか??」
もう、八方塞がりである。
逃げ道はないし、救いの道もない・・・。
必死に優等生&学級委員の地位を保とうとする僕と、
この場をどうにか逃げようとする僕と、
諦めに近い感情とが、ごちゃごちゃになった。
その後、記憶は確かではないが、
先生に手を挙げて、漏らしてしまったことを言った気がする。
国語の授業は中止になり、
僕はトイレに駆け込み、色々と始末をした。
保健室から、貸し出し用のジャージを借りて、その日は家に帰った。
担任の先生から、親に連絡がいったらしく、母親は帰ってくると、僕を気遣いながらも、
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