天才Webマーケッターと呼ばれた男。
しかし、ある時、
もっと、効率的に牛乳キャップを集める手段はないのか?
と思いつき、あるシステムを作り上げた。
それが
牛乳キャップカジノ
だった。
牛乳キャップ5枚と僕が独自に作った通貨(通称:ペニー)
とを交換するというもの。
ペニーの作り方は単純で、
牛乳キャップに色付きシールを貼ったもの。
そして、そのペニーを使って、
昼休み中に、カジノで賭け事ができるのだ。
カジノと言っても単純で、
例えば、お菓子の空箱を使って作った、ビー玉パチンコ。
下敷きであおいで進むヨットを競争させる、競艇。
など
とにかく工作が大好きだった僕にとって、皆が楽しめて、
しかも牛乳キャップが集まる
仕組み作りが画期的だった。
カジノで増えたペニーコインは、
ちゃんと、賞品に交換できたりした。
賞品は、当時流行っていた、
におい消しゴム
バトル鉛筆
折り紙の手裏剣
などなど
そんな自己満足で始めた牛乳キャップカジノは、
どんどん噂になり
クラスの女子や、他のクラスの男子までもが、昼休み中に牛乳キャップを持って、
僕の席に集まってきた。
牛乳キャップも瞬く間に集まり、
1ヶ月後には、おそらく300枚近くまで集まった。
僕にとっても驚きだったし、
皆が喜んで参加してくれるので、
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