恋愛コンプレックスがくれたご褒美

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中学、高校は開成と並ぶ男子校御三家の1つ

麻布に進学した。

ちなみに、弟は

僕の受験成功例をそっくりそのまま母にアプライされる様な形で

同じく受験を課され

父と同じ開成に進学した。

中学に入学すると

当たり前の様に東大合格を期待された。

貴方は理科三類に行きなさいと

新中学一年、つまり

入学式に前倒しで

中学受験の熱もまだ冷めやらぬ3月期から

大学受験のための塾に放り込まれた。

御三家を中心とした進学校の生徒ばかりが集まる数学専門の塾の入塾テストで

僕は1位の成績をマークした。

それが更なる母親の狂気に拍車をかけた。

麻布に合格したら

勉学擦り付けられ生活から解放される

と信じ切って

必死に中学受験に嫌々、耐え抜き、きちんと結果を残して

苦悩は終わった……とやっと安堵しかけていた僕は

そのことをきっかけに

母親

という人物に

不信感を感じ出した。

このヒトはいったい

なんなんだ??

身勝手すぎる!フザケんじゃねー!

そういう怒りを

母親に人生で初めて感じた。

麻布も開成も

中高エスカレーターの

男子校。

自分の人生を振り返ると

生まれてから思春期までの期間ずっと

女性 という存在は

自分には母親しかいなかった

そう言って過言ではないような状態であったろうと思う。

その母親は極型の過干渉により

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