全盲の旅人・近ちゃんの人生物語
ぼくの暗黒時代
ぼくの暗黒時代は、東京で一人暮らしをしていた専門学生のころ。
学校にもほとんど行かず、昼と夜が逆転していた。
寮の食堂がやっている時間は寝ていたから、コンビニでカップラーメンを、いっぱい買い込んできて、カップラーメンばかりを食べていた。
ついたあだ名は、カップラ―w
好きな深夜ラジオを聴いたり、好きな声優のイベントに参加したり、友達と旅行したり。
好きなことを、好きなだけやっていたはずなのに、目は死んでた。
楽しかったはずなのに、イキイキしてないっていうか。
心、ここにあらず。
今思えば、無意識に、ずっと、考えないようにしていたこと、忘れていたかったことが、ぼくにはあった。
でも、その日は、やってきた。
20歳の初夏、東京。
見えない!
見えない!!
見えない!!!
ぼくは、外出先で、全盲になった。
10年で、見えなくなるって、聞いてたけど。
知ってたけど・・・。
そんな いつか は、 ボクには ずっと こない!!!
と、信じたかった。
「残念ですが、徐々に視力も、視野も、せまくなって 10年くらいで、完全に見えなくなります」
小学4年の時に、大学病院の先生に言われた言葉。
ずっと、考えないようにしてきたけど・・・
ほんとに、10年で見えなくなったぁ!!
\(◎o◎)/!
※この物語は、近ちゃん(近藤正紀)に代わり、代筆しております。
文章:自己開示インタビュアー&AKIRA歌を歌う人、にこにこ◎^▽^◎みかん♪
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