父の夢を共に叶えるという俺の夢。

著者: 重永 貞義

とうとうここまできたよ……俺はふと空を見上げた…




……………


父が死んだ。



目指した夢を果たす事のないまま。



父が死んだ。


背中を見て、右腕になろうと誓った俺の大切な存在。




父が死んだ……………



俺のせいだと責めたりもした。





悔しくて悔しくて……辛くて辛くて………

情けなくて情けなくて…………




父と病床で誓った最後の約束。

手を握って強く誓った約束。


コクリと頷く父………



俺は涙を隠すために後ろを向き、

扉を開けながら話を続ける事が出来なかった。





「見とけよ………絶対やったる。

俺が絶対やったる。

名前を広げて、俺が絶対でかくしたる。」


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