流れに任せて遊んでいたら、大好きなNYに住めるようになった話。#2 【乗り継ぎ時間60分!?北京空港で焦りまくる】

3 / 6 ページ

前話: 流れに任せて遊んでいたら、大好きなNYに住めるようになった話。#1


結局みんな同じバスに揺られながら空港内へと向かう。



焦りを通り越してもはや笑いたいくらいだ。





しばらくしてバスが空港の建物内に到着。ニューヨークの乗り継ぎはどこへ行けばできるのかまったくわからないわたしは、あるひとりの白人男性に目をつけた。なぜなら彼はわたし同様そわそわしており、案の定、バスが空港に到着すると同時に小走りに駆け出して行ったのだ。



間違いない!彼はニューヨーク行きの便に向かっている!




遅れを取るまいと一生懸命彼について行った。






数分歩き、彼が列に並んだ。ここか!乗り換えの列は!




まだ彼が完全にニューヨーク行きの便に乗ると決まったわけではないので(というかまったく何の確証もないので)、彼に聞いてみることにした。





わたし
すみません!ここはえっと…
ノリカエの列ですか?
え?すみません、なんですか?



焦りのためTransit(乗り換え)という単語が出てこない。




えーっと、なんて聞いたらいいんだろう。。。。












わたし:「あなたどこ出身ですか?!」











し、しまったー!なんでそんなこと聞いてんだ!この列はニューヨーク乗り換えの列なのか聞きたいだけなのに、なんで初対面の人の出身国を聞いてんだー!?




あきらかに不審なわたしを変な目で見ることもなく、彼は「僕はスペイン出身ですよ」と答えてくれた。




す、すぺいん?


わたしはてっきりアメリカ人が日本へ行った帰りなのかと思っていたのだが、どうやら違うらしい。



わたし
え?じゃああなたはスペインへ行くんですか?ここはニューヨークの乗り換え場所じゃないんですか?
いいえ、ここは違います。きっとあっちだと思いますよ。



彼は優しく教えてくれた。






ありがとうございます!と、彼が指差す方向に駆け出すわたし。「take care!」と声をかけてくれる彼に手を振りながら、あ〜よかった聞いておいて!と思った。









彼の示す方向へ行くと、空港の職員だと思われる人がいた。






わたし
ニューヨークに乗り継ぎたいんですけど!こっちでいいですか!?
職員
……………(無言で頷く)




無言だろうが無表情だろうが、頷いてくれただけありがたい!よし、あっちの方向へ急げー!



と再び駆け出そうとするわたしを仏頂面の職員が制する。




な、なんだ?











著者のTakagi Yukariさんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。