流れに任せて遊んでいたら、大好きなNYに住めるようになった話。#2 【乗り継ぎ時間60分!?北京空港で焦りまくる】

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前話: 流れに任せて遊んでいたら、大好きなNYに住めるようになった話。#1











職員
……………(ペタ)













ん?なんか無言でシール貼られたぞ。








よくみると、これは中国国際航空のロゴだ。








そうか!これはわたしが「中国国際航空の乗客ですよ=急いで乗り継ぎしないといけない人ですよ」というサイン!この先のゲートの係員にわかるようにしてくれたのだ!




ありがとう!なんかこれでなんだか大丈夫な気がしてきたー!





小さなシールに大きな勇気をもらいながら、さらに先へと進む。なんだかラスボスが待つ場所まで難関を越えながら向かうRPGの主人公みたいだ。さあ次はどんな試練が待ち受けているんだ?かかってこーい!







次に現れたのは、第一のゲートだった。そこでパスポートを見せる。どきどきしながら待つ事数秒。すんなりパスポートを返され、通っていいとの許可が出る。







おっしゃー!ちょろいちょろい!さあ次はなんだ?!





少し歩くとそこには階段の下からずらりと伸びた行列ができていた。



げ!やばい!階段の下はどうなっているかよく見えないけれど、結構混んでいそう…。もしかしたら列を抜けて先に行かせてくれるかもしれないと思い、近くにいた係員にシールをアピール。



彼はシールをちらりと確認したが、無言で目をそらしてしまう。えー…先に行かせてくれないのかよ……めちゃくちゃ時間かかったらどうしよう…。






待つ事数分、階段を下るところまで列が進んだ。下の階では第二のゲートがあり、そこに人がうじゃうじゃと並んでいた。



下の階にいる係員に「中国国際航空の便なんですけど、わたし急がなくて大丈夫ですか!?(列に並ばずにゲートとおりたいんですけどっ!?)」と聞くと、いいからこのまま並んでて、と言われてしまう。


係員がこのままで大丈夫って言うのなら、そんなに時間はかからないかもしれないけれど…。不安なまま、何度も時計を確認しながら待った。





ゲートは複数あったため、人が分散されて比較的すぐに順番が回ってきた。簡単なパスポートチェックを終えると次は荷物検査だ。




いろんな国を回ってきたけれど、北京空港のチェックはまあまあ厳しかったように思う。2度の持ち物検査のやり直しとボディチェックを受け、ようやく搭乗ゲートに向かうことができた。






電光掲示板によれば、ニューヨーク行きの便はゲート51だった。ゲート51を探して看板を頼りに歩く。





「ゲート1〜70→」












「ゲート35〜70→」



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