流れに任せて遊んでいたら、大好きなNYに住めるようになった話。#2 【乗り継ぎ時間60分!?北京空港で焦りまくる】
お 金 い る ん か い
「ムリムリムリ!」と弾けるように降りる私をおっちゃんは苦笑いで見つめる。
ったく。乗り換えのために来た中国のお金なんて持ってないよ!
走り去ろうとするおっちゃんに、「そういえば51ゲートってどこ?」と聞くと、「あっちだよ」と方向を教えてくれた。
ありがとう!じゃあ!とその場を離れようとするわたしに、おっちゃんがボソッと一言、「遠いよ」とつぶやいた。
絶対乗らなかったの根にもってるなおっちゃん……
そこからは小走りを中走りに切り替えて51番ゲートへと急ぐ。本当に端の端までやってきたようだ。まだボーディングタイムはギリギリ過ぎておらず、何はともあれ、短い乗り継ぎ時間をなんとかクリアすることができた。
あとは14時間のフライトを経て、ニューヨークに行くだけ!入国の不安はまだあるけれど、それはまた、次の話。
つづく。
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