47都道府県全部泊まってみて「何が美味いか」という話(序章)

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出張続きの人生

別に望んだ訳でも無いんだけど出張ばかりしている。

別に出張を苦にしてる訳でも無い。むしろずっと(例えば定年まで)毎日同じオフィスに通勤して1日中外に出ず同じデスクで勤務しろ、と言われれば「そりゃちょっと勘弁してください」と言うと思う。だからまぁ出張は嫌いじゃない。


そりゃちょっとしんどいなぁと思うときもあるけどね。一週間毎日朝7時に羽田空港に行って、空港に着いてから「えーと今日どこだ?北海道か」なんて考えてたりね。

おそらく、こういう風に色んなところに行く人生なんだろう。それなりにしんどいけど嫌じゃないんで上出来だ。

2年ほど前に「行ったことある都道府県」を整理したことがある。この「行ったことある」というのは僕の中で「一泊以上泊まった」ということ。「通った県」なんてあまり意味無いよね。新幹線で東京から名古屋に行っただけで神奈川、静岡を通ったことになるんだから。日帰りでもいいんだけど、僕としては「泊まったことある」が大事だと思った。

2年前の時点で、僕が「泊まったことない」のは高知、大分、宮崎、佐賀、熊本の5県だった。

まず、僕の産まれは茨城県。産まれてすぐ父親の転勤で埼玉に住んでた。父親の実家が岩手だったのでよく行ってた。なので北関東、岩手は子どもの頃から行ってた。

大学は北海道。

その後仕事で甲信越も行ったし関西、中国も良く行った。山口は仕事で行ったことは無いけど修学旅行で行ってた。沖縄は仕事でもプライベートでも行った。

その結果の残り5県。

やっぱり東京民にとってはなかなか九州に行くタイミングが無い。

と思ってたら仕事で九州担当になった。これで大分、宮崎、熊本ゲット。

佐賀だけは行くタイミングが無かったけど、福岡で仕事してて佐賀に住んでる友達が居たので、福岡に泊まらなきゃいけない時にその人と晩御飯食べて無理やり佐賀のホテルに泊まった。佐賀と福岡って近いんですよ。

で、残るは後1件、高知!


これがね〜、なかなか行くタイミングが無い。もちろん高知は好きです。

幕末時代が好きだし坂本龍馬ファンなのでぜひ行きたいし、鰹のタタキも食べたい。でも仕事で行くタイミングがなかなか無かった。

そんな時、古くからの友人が「どこかに旅行に行かないか?」と誘ってくれた。二泊三日くらいで、とのことなんで、僕は「高知に行こう!高知なら行く!」と答えた。


続きます。

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