47都道府県全部泊まってみて「何が美味いか」という話(結論)

前話: 47都道府県全部泊まってみて「何が美味いか」という話(序章)

ということで最後は高知。

高知に旅行に行ったことで47都道府県すべてに泊まったことになった。2015年のこと。

高知はもちろんカツオのタタキが美味かったよ。


これは「ひろめ市場」という高知市内の市場にあるところのカツオ。ポン酢もいいけど塩も旨いんだ。

さて、結局どこのなにが一番旨いのか?

よく「どこの何が一番美味しかった?」と聞かれる。もちろん、各地の名産は当然美味しい。だけど、一つだけ、僕の結論がある。

それは、

地元で採れた海産物を、
地元の醤油で、
地元の酒、あるいはお米と一緒に、

頂くのが一番旨い、ということ。

もちろん、各地の肉類も美味しい。神戸牛とかそりゃ旨いと思う。だけど、それが違う土地、例えばそれを東京で、食べられないか、というとまぁ食べられるんじゃないかな、と思う。もちろん値段は違うよ、地元のほうが安いだろうけど、「いい値段さえ出せば東京でも食べられるんじゃないかな」と思う。

おそらく、僕の想像ではあるけど、肉ってのはそんなに鮮度は重要ではないんだと思う。ほら、熟成肉ってのがあるくらいでね。つまり、生産地から多少距離があっても、十分美味しい。(繰り返しになるけど値段は上がるよ)

しかし、海産物というのはやっぱり鮮度。

鹿児島でよく「首折れサバ」の刺し身を食べた。これは屋久島で水揚げされるゴマサバのことらしく、血抜きのために漁獲後すぐ首を折ることからそう呼ばれているらしい。この首折れサバの刺し身はなかなか東京では食べられない。もし東京で食べられたとしても冷凍だろうからやっぱりそんなに美味しく無いと思う。

やっぱりその土地で食べるべきなのは「海産物」なんじゃないかと思う。朝捕れた海産物を新鮮なうちに、というのはやっぱり美味しい。

加えて、魚を食べるときにやっぱり大事なのは、醤油。醤油も各地各地で違う。特に九州なんかの少し甘目の醤油はとっても九州の刺し身に合う。これはおそらく、何百年も前から、地元の魚をより美味しく食べるために培ってきた食文化なんだろうと思う。

東北の魚を九州の醤油で食べたり、九州の魚を東北の醤油で食べたりしたら、「うーん、なんか違うな」と思うと思う。

そして、何と言っても地元の酒、もしお酒を飲まない人なら、地元のお米。これが鉄板ですね。

おそらく、魚も醤油も酒、米も大事なのは「水」なんだろう、つまり「土地の水」、「水が合う」ってのは本当だなぁ、と思いますよ。

そうなってくると結局、一番旨いものは「寿司」なんじゃないかとも思うけど。

ほら、「弱い魚」と書いて「鰯」、「堅い魚」と書いて「鰹」、「旨い魚」と書いて「鮨」でしょう?

北陸だとどこの寿司屋に入ってもめちゃくちゃ旨いもの。

各地回って名産品を食べるのも良い、ご当地B級グルメだって楽しいだろう。

だけど、僕の結論としては「地元で採れた海産物を、地元の醤油で、地元の酒、あるいはお米と一緒に、頂くのが一番旨い」です。

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