社会から逃げる勇気を持つ、ということ

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ジミィです。


ヤフートピックスのニュースを見ていると、

連日「ブラック企業」関連の記事を、よく目にします。

もはや笑うしかない、ギャグのような現状の数々

その人は、都内の100円ショップで働く人なんですが、

まず問題なのが店長が、賃金を払ってくれないということ。


その店長は気分屋らしく、

気に入らないことがあると他の職員にも

店長
「お前に払うような価値もない」

と常に言い回っているんだとか。これほど分かりやすい賃金不払いもありません。


働いてる時に労基に2回ほど相談に行きましたが、まったく相手にしてもらえません。

※ 労基は、確かに、あそこは確固たる証拠が無いと動いてくれません。

音声とか書類とか揃えないと動いてくれることはないです。所詮お役所仕事です。


そして2回目でようやく取り合ってもらえましたが「会社にも言い分がある」

「話し合いの出来る状況じゃないから、とりあえずはあなたから謝るべきなのでは?」という、

まるでイジメられる方にも原因があるみたいな事を言い出す始末。


最終的には、職場が嫌になって辞めたそうです。

もちろん退職金なんて出ず、未払い賃金も今だに払ってくれないまま。


不払い問題で退職したその人は終わりに、

「こうした会社が社会に存続しているのが本当に謎、心苦しくて涙がでる。

被害者を増やさない為に出来ることはないだろうか?」と、語っていました。


他にも、IT系ソフトウェアで働く女性の話で、

残業経費の問題で正社員から契約社員にならないか?という話を断ったらスパっとクビになって、

生まれたばかりの子供も居る中で、一家総出で露頭に迷い続けている人の話。


あとは、アルバイトで生計を立てていて、ようやく就職が決まった人の話。

時給が680円という最低賃金にも関わらず、残業をガンガン押し付けられて、

しかも残業代なんてまったく出ない。働いても働き詰めでも生計が成り立たっていません。

しかし、なんとか新しい職場を見つけたのでバイトを辞めたいと申し出ました。

でも、元のバイト先からは、

「勝手なことをするな、今辞めると困る」「再来月からにしろ。就職よりうちを優先しろ」

と言われる始末。

これは、就職までの繋ぎだと伝えておいたにも関わらず、

新しいバイトを入れる努力もしなかった、雇う側の完全な怠慢なのですが・・。


「マジかよ・・」と、ため息が出たのは言うまでもありません。


「人として」生きる、ということ


社会にでる前にこういうことを言うのも夢を壊すみたいでアレですが、

これらみたいな、ありえない暴論がいくつも通ってる現実が確かに存在します。


もし僕らにとって身近な人が、いきなり会社とか雇う側から理不尽な扱いされたり、

労基にいってもクソみたいな扱いにされてしまったとしたら、どういう行動を取るでしょうか。


大体の人は「こういう会社とか思わなかった」とか、

職場が「こんなハードワークを押し付けてくるなんて」とか言ったりします。


僕もこういう事を思ったりしたことは過去に何度もあります。

東京や大阪でアルバイトをしていた時、いろんなことをやりました。


ホテルの配膳係、皿洗い、

ゲームセンターの店員、引越し屋、葬儀屋の派遣屋さん、バイク便ライダー。


どれもこれも役者として食っていく為の礎で、

大変でしたが結果的にやって良かったと思ってます。


だってどこもかしこも、

「残業代は出ませんよ」とか「保証なんて何も無いからね」というような、普通は訴えたら、

必ず勝つような法令違反な職場だってことが分かりましたので。


そりゃのべつまくなくコッチのことを「人材さん」とかって呼んでくるワケだ。

名前で呼ばないんですよ。「人材さん」「バイトさん」と、普通に呼んでます。


なので、冒頭の未払いやら、暴論を平気で言ってくる職場の数々は、

現状はあって何の不思議もありません。僕自身も似たような経験してますので。


会社に楯突いても生計が成り立たなくなるので押し黙り、

漠然とした不安と不満を抱えて今を生き続けていく。今の20代かえあ30代、

40代にだって当てはまる事。


ネットのインフラが激しくなってくるにつれて、

大多数の企業の存在意義が究極に問われています

Amazonや楽天などのネットショッピングで、小売業界が無くても暮らしていける世界になりました。

ちょっとした調べ物は検索サイトで5秒で分かるので、参考書を漁りまくる必要だってなくなっています。

ですから、企業も阿鼻叫喚。

そして雇われる側にも勿論締め付けが行われ、昔以上に理不尽的扱いに悩まされる事になります。


だからこそ、会社がどんな理不尽なことをしてくる可能性があるか、

職場で理不尽な目に遭遇した時、どういう対処をすればいいのか?知っておくべきだし、

対応せねばなりません。


ちなみに、僕にとってそれは「逃げるための選択肢を作る」ということでした。


副業でITメディアワーカーという事をやっていますが、

言ってみればつまり、お金を稼ぐ仕組みを、副業の身分から作り上げるということです。

食えれば良いだけなら、自分が動かなくてもお金入ってきたら何も問題無いわけですから。

何かあった時、どうしようか?と考え始めるのでは、手遅れになる可能性が大です。


「通告があっていきなり辞めないといけなくなった!」

そういう時代なのは自覚しておくべきであり、その対処の仕方は知っておく必要があるんです。


僕らの世代に不可欠な「生き抜く」チカラとは

僕は今現在副業の身です。

ただし、何か軋轢やら会社から逃げたい事があった場合、

即座に全力で逃げ出す準備は怠っていません。臆病者が徹底して臆病をこじらせた結果、

そういう選択肢を容易に持つことが出来ました。


言うまでもありませんが、

雇用状況は今だに厳しい世の中で、自分達に求められるのは、

「現実を、リアルに生き抜くチカラを持つ」ということだと僕は考えています。

それは決して資格を取るとか、プレゼン力を磨くとか、

会社内で出世してそれなりの地位を得る方法だとか、そういうスキルじゃありません。


明日我が身がどうなっても、自分だけでお金を稼ぐスキル。そのものです。


資格やプレゼン、出世などは企業に頼って生きていこうとするチカラで、僕の言うのは、

何かに頼ってお金を稼ぐんじゃありません。


自分の身ひとつあれば、アイデアだけで食っていけるようにすること。そういうことなんです。


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