50年生きてみて ①

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次話: 50年生きてみて その②

ごくごく限られたひとにしか 話して来ませんでした


かなりの疎外感を(勝手に)感じ続けていました






そんな 中学生の頃


テレビのCMで流れていた言葉で


自分の将来の仕事を決めていました



それは PARCOのCMで

薄暗いモノクロの とがったような


それでいて もの悲しい感じのする映像で


船頭さんがひとり

少女を乗せて川で小舟を漕いでいる映像でした


川は二股に別れていて


一方に小舟は進んでいきます




少女の顔がアップで映し出され


その時のキャッチコピーが





「 こ れ は 母 と 別 の 道 」


…というキャッチコピーでした





わたしは そのCMに強烈なインパクトを感じて

CM というものの虜になっていました


そのキャッチコピーも

今考えると


母への強すぎる気持ちが

母とは別の道に生きたい という反動と


オーバーラップしていたのではないかと感じます


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