社会人2年目で詐欺商材を購入

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著者: 中城 子龍

精神状態が不安定になり、

彼女(今の奥さん)の前で、

泣いてしまったこともある。

そんな状態が続き、ついに

「俺にプログラミンは向いてない。

先輩のように徹夜をする自信もない。

これは、辞めるしかないな・・・」

と悟りをひらき始める。

☆詐欺商材との出会い

そんな悟りを開いたことで、

何か稼ぐ方法がないかを探し始める私。

インターネットで検索してみると、

「あなたもコレをやるだけで、

簡単に50万円を稼げます。」

なんていう謳い文句が書かれた、

情報教材に出会います。

これは、確か2006年ごろ。

ちょうど、情報教材が

流行り始めた頃でしょう。

「おぉ〜、マジか?!」

と、ワクワクドキドキしながら、

当時持っていたVISAカードで、

ポチッと決済。

契約していたプロバイダーの

メールアドレスに届く教材。

「さ〜て、俺もこれで

金持ちになるで!」

と期待に胸を膨らましながら

メールを開く。

すると、そこには・・・

「まず、マンションの一室を借りましょう。

そこでデリバリーヘルスを開業します。

お客様1人で5万円を頂戴して、

10人集客すれば50万円です!

ね!カンタンでしょ!」

と、超カンタンな説明で終わり。

思わず後ろへと卒倒しそうになった。

俺の5万円・・5万円・・・

汗水たらして稼いだ5万円・・・

「おい。ふざけんな。

誰がデリヘルなんか経営できんねん。」

とキレた。

あまりにもムカついたので、

そいつに、

「今すぐ金を返せ。

返さないなら、

何が何でも探し出して。

コ◯ス。」

というメールをしてしまうほど、

ムカついてしまった。

当然、返事が来るわけもない。

何が何でも探し出す方法なんて知らない。

泣き寝入りするしかなかった。

その後も懲りずに、

「ある国の機関に申し込みをすれば、

毎年1千万円を不労所得でもらえます」

といったものに8万円を支払った。

しかし、中身はクソだった。

うる覚えだが、

「障害者として申請すれば、

国から毎年補助金がもらえるぜ!」

的な内容だった気がする。

これまた、ふざけんな!だった。

☆先輩や家族から止められる

そんな中、

まだ稼ぐ方法も確立していないのに、

会社を辞めたいと告げた。

先輩からは、

「辞めてもいいよ。

でも、ホンマにええんか?

お前は出来ると思うで」

と言ってくれた。

ちょっと泣いた。

家族からは、

「会社は辞めんとけ。

もう少し考えてからにせーよ」

と引き止められ断念。

(この頃は、軟弱者なので、

自分の考えを押し通すことができない

周りの言いなり人間だった)

その後、またまた要領の良さを発揮して、

I.T.業界で辛い生活を送ることに。。

☆ここで起業しておけば成功していた?

実は、詐欺商材の他に、

本物の商材にも出会っていた。

それが、

「自分が知っている

ノウハウや情報を、

分かりやすくまとめて

商材として売りましょう。」

という情報商材だった。

私は、このノウハウを元に、

アトピー性皮膚炎のことを勉強して、

まとめてあげようと考えていた。

今、思えばコレを素直に実践して、

周りのいうことを聞かずに、

突き進めば良かったのかもしれない。

人は変化を嫌う習性がある。

特に家族や親しい人間は嫌う。

何かを決心して

変わろうとしている時、

邪魔をしてくるかもしれない。

でも、その決心が本気なら、

他人の意見なんて聞く必要はない。

私は、突き進むべきだと考えています。

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