占いを実行して、占いの意味を知る 【行動】
私が出会った占いは、想像以上にスパルタだった。
ドラえもんに渡されたマニュアルは、くり返し読み過ぎてボロボロになっている。
『低迷しているのに、
理解しない人、やりたくない人、努力したくない人は、物事を深く考えずに、
持っている常識で判断して、自分を信じて周囲の状況を意識しないで生きること。
人生は意識しなければ物事の本質に気が付きませんから、何か変だなと思いつつ、
押し寄せる困難に疲れ果てながら死が来るまで生きているだけですから、
それでいいと思います。
より良い精神的な状況を求めるならば、
自己の考え方や生き方を尊敬され、相互理解しあう人間関係に恵まれる状況を求めたり、豊かな自然の中で、ゆっくり流れる時間に癒されながら生きることに心の充実を求めるならば、それを優先するべきです。
ご自身が生きていくのに関係することや、好きな分野については、先ず知ること。ともかく知ること。知らないと選べないからです。知ることは喜びをもたらします。知ることは教養を磨きます。当たり前なのに、多くの人は知ろうとしません。無関心です。
自己を大切に思うならば知ること。知ること。知ること。
見てくれで、物事を判断することは避け、本質を知るのです。
質を知るのです。物事を判断する際に、何を優先するかです。
心の充実を求めてください。それは個人個人、違うものなんです。
知ってください。とにかく知ることです。知らなくては何も選べません。』
求めろ、と。
何に充実を感じるか、自分自身を知りなさい、と。
『物がもたらす快楽には限界があることも知っておくべきです。』
お金はあるに越したことはないが、それだけでは満たされない。
自分で自分を理解して認めることから、生きていくことが始まるんだな、と思った。
なんだかとても当たり前のことなのに、実現できている人は少ないと思う。
だって、とか、でも、とか、仕方がない、とか言っている間に人生は終わってしまうのに。
占いとは個人個人の、本人にもわかっていない特徴を割り出し、一生の中でその人の良い時期・悪い時期を示すことができた。誰にでもビックウェーブは来る。波に乗るぜ、と言って山に向かっていく人に突っ込みを入れるのが占い師だ。
やみくもに努力をして、徒労に終わるか称賛されるかでその人の輝きは変わる。
私だって当初はドラえもんに、判断力がない、と言われてカチンときたものだ。
ドラえもんは、悪い時期に悪い方位に行くと判断力が低下して、努力をしても実らず、認められもせず、話も理解できなくなり、勝手な人になるんです、それはあなたの個性ではないんです、と言いたかったのに。
でも、きっとわかりやすく言ってくれたとしても、理解しなかっただろう。
まさか、とか言って。
冬に種を撒いて、芽が出ない、と嘆く人に、
春に撒けば芽が出ますよ、と教えてくれるのが占い師なんだ、と思った。
それが、時をよむ、ということだった。スピリチュアルな要素など、まるでない。事実、としてそこにあるだけだ。
その後、水をあげ、肥料をあげ、育てていくのは本人がすること。
何の種を撒くかは、自分で決めることだった。
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