空だって飛べるよ 〜はじめに〜

次話: 空だって飛べるよ 〜プロローグ〜
著者: Namioka Tomiko

~初めに~

私は結婚して2人の保育園児を持つ兼業主婦です。

優しい夫に恵まれ、一部上場企業でシステムエンジニアとして働いています。

このたび都内に一軒家を建てる事が出来ました。

週末には料理教室の先生もしています。


自慢をしているのではありません。

人は願えば何だって出来ると言う事をお伝えしたいのです。


空を飛びたいと強く願った人が飛行機を作りました。

宇宙に行きたいと願った人がスペースシャトルを作ったのです。

遠くに行きたいと願った人が車を作り、離れた人と喋りたいと思った人が電話を作りました。

人は本気で変わろうと望めば、あらゆる状況を乗り越えて変わる事が出来るのです。


かくいう私はと言うと

虐待、カルト宗教、借金にまみれた両親の元で束縛された生活を続けていました。

宗教以外の友達を作る事を禁じられ、結婚する事を禁じられました。

そして大学へ行く事、就職する事を禁じられました。

母からネガティブ志向を植え付けられ、出来ない子と言うレッテルを貼られました。

宗教の教えに背いた意見を言うと、問答無用で親子の縁を切られます。


私には選択の余地はない。

私は何もできない

ずっとそう思って生きてきました。


そうした生い立ちをした私はついに壊れます。

過食、拒食、心療内科へ入院、自殺未遂、精神科へ入院。

うら若き22歳。

彼氏無し、友達無し、高卒、フリーター

人生摘んだね。

そう言われて仕方ない状態でした。


這いつくばって這いつくばって、血反吐吐きそうな思いをして。

人生に希望なんて持てない、光なんて無い。

私なんて死んだ方が良いんだ。その方がみんな幸せだ。

いや私が死んだって何も変わらない。それくらい無意味な存在だ。

ずっとそう思ってました。


これはそんな私の快進撃。

人生逆転の半生です。






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空だって飛べるよ 〜プロローグ〜