「神様、どうか私の本当の気持ちをあの人に伝えて下さい」

前話: 海に向かって「好きだ~!」と叫んだら伝わればイイのにね~
著者: 曽根 正裕

本当の想いを伝えることは難しい・・・

何故、難しいのでしょうか・・・

『本当の想い』 というのは、大抵の場合、重苦しい内容 です
どうしたって、「伝えるタイミング」 と 「伝える方法」 に悩んでしまいます
「何を伝えるべきか」 
ということに悩んでいるのではなく
「いつ、どうやって伝えるべきか」 
実際のところ、この問題に悩んでいることが多いはずです

それならば・・・

「まず、本当の想いを文字にしましょう」

誰に見せるわけでもありませんから、書けると思うのですが
大丈夫ですよね?
次に

「書いた紙を、瓶に詰めて、海に投げて下さい」

そして、祈りましょう
「神様、どうか私の本当の気持ちをあの人に伝えて下さい」 ・・・・と

実は、特許登録された伝達システムですが、
この発想にとても近いものなのです。
「海なんか近くにないよ~」
なんて愚痴も聞こえてきそうですが、
近くに海も川もない方の場合は、
書いた手紙を 風船に くっつけて、空へ 飛ばしてください
とにかく、発想としてはそんな感じです

この手紙、相手に届くのか、届かないのか、
今はその議論は避けて戴き、
この方法ならば 
本当の想いを 心の中から 外に出せるはずだ 
と思っています

こんな話から始めた理由ですが、
それは
本当の想いを伝えるための 第一歩 は
貴方の「想い」を、貴方の 心の中から外に出す事 だからです

さて、肝心なところなんですが
「相手に自分の本当の気持ちが伝わってしまう!」
直感で、そう感じてしまったとき
人は躊躇し、その行動にブレーキがかかります

手紙を瓶に入れて海や川に投げる
手紙をくっつけた風船を飛ばす

この方法ですと、
それほど躊躇することなく、行動に移れると思います。
何故って
「こんなんじゃ、相手に伝わるわけないじゃん!」
という直感の方が強いからです

1つ前のストーリーで、「海に向かって叫ぶ」 を取り上げたのも
「海に向かって叫んだって、相手に伝わるわけないじゃん!」
という一般的な発想と
「でもさぁ、それならホントの気持ちを外に出せるんじゃないの?」
という私の発想を、結びつけたかったからです。

もう一つ、発想の切り替えをお願いする事になります。

手紙って、届けられるものだと思ってますよね?

前に書きました、海に投げた瓶や、風船なんかも、
無事に、相手のいる所まで届くだろうか・・・
なんて、そんな発想をされてますでしょうか?

考案されたシステムはちょっと違います

「私宛の手紙ってありますか~?」

という風に
手紙を受け取りに(探しに)、来てもらいます

「海へ瓶を・・・」の例で言うならば
地球上のすべての海原から、自分に対して投げられた瓶を探してもらいます
「風船を空へ・・」の例で言うならば
地球上のすべての上空から、自分に対して放たれた風船を探してもらいます

もう、イライラしてきた方もいらっしゃると思いますので、
少し飛ばして、この伝達システムの骨子を説明致します。

「瓶を投げる海」、「風船を放つ空」 
この 「海」 や 「空」 は  サーバー です
インターネットを経由して、本当の想いをサーバーに投げます

宛先はどうしましょうか?
そもそも、宛先不明の相手に伝えることを目的としたシステムです
相手の住所やメルアドなんて、指定することはありません
ただ、
相手の人物像 を明確に指定します
※人物像をどう指定するかは後日談とさせて戴きます

手紙を受け取る側は
インターネットを経由して、サーバーの中を探してもらいます

自分宛の手紙をどう探すのでしょうか?
それは、
自分の人物像 を説明して戴きます

手紙の送信者が描く、受取人の人物像と
手紙を受け取りに来た方の人物像とが
完全に一致した場合

サーバー郵便局長としては
「これ、間違いなく貴方の手紙なので、お渡しします」
と言ってはくれませんが、
晴れて手紙が渡されます

この伝達システムが完成するまで、
いくつかの大きな壁が立ちはだかりました

「送信者と受信者、双方の個人情報を、いかに守るのか」
という問題も、とても大きな壁でしたが、

連絡先がわからない状況で
「この手紙・・・、どうしたら目的の相手に届けられのか?」
という大きな壁に対して

「届けられそうもないか・・、そんじゃ、相手に探してもらおっか?」
という発想で乗り越えてみました。

※以下、システム開発中、いつも心に言い聞かせてきた内容です。

「本当の想い」 を綴る人は、
相手の顔や姿を思い浮かべながら
一つ一つ、文字を綴っていくことだろう
その思い描く相手の顔や姿を
神様にうまく伝える事ができれば
地球上のすべての人が、手紙を探しに押し寄せて来たって
神様は相手を間違えることなく
あなたが思い描く相手を選別し
あなたの綴った手紙を渡してくれるでしょう
だって地球上に、
全く同じ人間が二人いることなんか
絶対にないんだから
連絡先なんかわからなくたって
70億人の中から、間違いない一人を特定することなんて
できないわけないさっ!

この伝達システムにご興味を懐いて戴けた方、
伝心メール をご覧なって下さいませ

ここまでお読み戴き、有難うございました。
皆様の今後のご多幸をお祈り申し上げます。

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