エリート人生なんて糞くらえ。僕が学歴を捨てた理由

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まあそれでも僕はこの生活に満足していた。


なぜなら

一流大学という学歴さえあれば、

あとはそれなりの大企業に入って、

勝ち組の道は約束されていると思ったからだ。


とりあえず僕は理系なので、

大学卒業後も大学院までは進学して、

就職しようというのはイメージしていた。



そんな僕に、大学4年の夏、人生の転機が訪れる。


ある日、僕は自宅で

ゴロゴロとスマホをいじっていたとき、

『アフィリエイト』という言葉を見つけた。


どうやらアフィリエイトとは、

ネットビジネスの一種らしい。


『ネットでお金を稼ぐ』

という言葉に興味を引かれた僕は、

アフィリエイトについて検索して調べまくった。


そしてわかったことは、

・アフィリエイトでは月100万以上稼ぐことができる

・一度稼ぐ仕組みさえ出来てしまえば、寝ていても不労収入が入ってくる

・リスク0で、副業など片手間で始められる

ということだった。


正直、胡散臭いという気持ちがなかったわけではないが、

アフィリエイトというビジネスモデルを考えてみれば、詐欺とかではないなと思った。


世の中でもそれなりに知名度があるみたいだし、

副業でやって実際にお小遣い程度で稼いでいる人がいるということは、

別にそんな怪しいものではないなと思った。


ただ果たして自分がそれを実践して、

本当に稼げるようになるかは別の話だと思ったが・・



それでも

『月収100万円、不労収入』という言葉に魅了され、

アフィリエイトをやってみようという決意を固めていった。



せっかくやる気が出たんだけど、

ちょっとタイミングが悪くて、

大学4年の時期は卒論研究が本格化して、

なかなかネットビジネスに

時間をかけることができなかった。


結果として大学4年では、

情報を収集する時間に費やすことになる。



そして大学4年のある日、

僕はある運命的な出会いを果たした。


その日は夏休み中で、

昼夜逆転していた僕は、

深夜3時だというのに目はパッチリと覚めていて、

だらだらとネットサーフィンしていた。


そしてふと、ある人物が目にとまった。


その人物は、大学生にして

なんと月収500万円を稼いでいるというのだ。


「月収500万円!?どうせ嘘だろ~」

と最初は疑っていたのだが、

彼はYoutubeでネットビジネスの

情報をしゃべりまくっていたので、

僕はとりあえず彼の動画を視聴することにした、


結果・・

彼の発する言葉には説得力があったし、

『クリックするだけで100万円稼げます』

というような甘い言葉で消費者を引き寄せるような輩とは明らかに違った。



そして彼は、衝撃的な言葉を発した。


「サラリーマンとして会社に雇われて働くことに、真の自由はない」



この言葉は僕にとって受け入れがたい事実だった。


だって僕が22年間生きてきた意味は、

いい会社に入って、人並み以上の給料をもらう勝ち組になること。


そのために受験勉強もしたし、

難関大学(旧帝大)に合格することもできた。


はっきりいってこのとき僕は、

「いやいやいや、この人はいったい何を言ってるんだ。年収1000万越えのサラリーマンが勝ち組じゃないわけないだろう!冗談も大概にしてくれ」とおもった。



そもそも、

ネット上の顔の見えない人物の情報を信用するのもおかしな話だ。

たぶん普通の多くの人は、まともに相手にしないだろう。



だが僕は、

彼の言葉を100%無視することはできなかった。


なぜなら彼の言ってることは、

耳を塞ぎたくなるようなことだったけど、

受け入れざるを得ないような根拠もしっかりとあったからだ。


冷静に考えて、サラリーマン、

つまり会社に雇われて働くということは、

どんなホワイト企業であろうと、

朝の8時~9時には出社し、

定時17時に上がったとしても、

一日に8時間以上の労働をすることになる。


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