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13/5/12

偏差値30台から、4年浪人して獣医学科に入学した話 第6回

Image by Olia Gozha

一浪目

色々なことを考えて、自宅浪人を選びました。

自宅浪人をして合格する確率が低いことは百も承知でした。受験勉強を始める前に自分の現役時代からの模擬テストの見直しを始めました。点数ではなく、どの問題を落としているか。。。。


全教科、ひどい点数の模擬テストを見ながら、だんだん駄目なところが見えてきました。

・基本的なところ

・数学は中学生から(あえて、厳しく見ました)

たったそれだけ? と、思いますか? これが、想像以上に膨大な量だったのです。


【私が一浪目に取り組むことにした内容】

英語: 英単語・英熟語⇒完璧、英作文、長文読解、文法(私が受験中にはセンターのリスニングはまだ採用されていませんでした。)

数学: 中二の苦手なところからやり直し

国語: 漢字・古文単語・漢文・現代文長文

社会: 現代社会・選択は地理から倫理政経に変更

理科: 理科Ⅰ・生物・化学(1次には必要なかったけど2時に必要。計算と有機化学重点)


自宅浪人の大敵、「時間が刻まれないこと」「刺激がないこと」「独りよがりになること」。

時間が刻まれないことは、実家が商売をしているのでこの時間割に合わせることにしました。朝9時から店が開き、夜は6:30に閉店。正直時間がありすぎて、自分の時間を全部勉強するなんて不可能なので、こんな時間割を作りました。

9:00~12:00  勉強

12:00~17:00  家の買い物など

17:00~18:30 勉強

18:30~19:30 閉店の手伝いや夕食の手伝い

21:00~      勉強

時間としては結構やっています。本当に。1日最低7時間くらいはしていたと思います。


英語で使用したテキスト一覧

英単語: 旺文社の語呂合わせ(今だに表紙は覚えてますけど、タイトルは忘れました

     書いて覚えるのは無理なので、語呂合わせでやりました。相性の悪い語呂合わせ    は自分で作ってかなり覚えました。風呂にも持って入って徹底的にやりました。

英作文: 基本英文 700選  駿台文庫 (星のついたものだけ先に覚えました)

熟語・文法: 英文法頻出問題演習 駿台文庫

英語長文: 英文標準問題精講 旺文社・英文和訳演習 駿台文庫

赤本・青本


英語だけは、未だに鮮明に覚えています。兄から紹介してもらった本がほとんどですが、目指す大学のレベルが違ったので私には????の本もあり、これは申し訳ないと思いつつ本棚の片隅に立てたままになりました。


もともと、物覚えが悪く本当に覚えるのに時間がかかりました。すらすら覚えることのできる人が本当にうらやましかった。

特に試験前は、

「1日だけ、兄の頭とすり替えたい。。。」

本気で、こんなことを思っていました。


数学は、遠回り覚悟で中学からやり直しました。あやふやにして、いいことにしてきた罰が今頃あたるんだよね~と思いながらも、焦るのですが辛抱して中学生の時に使っていた問題集をほじくり出してきて取り組みました。

・整数

・証明

・方程式

ダメダメな分野です。このあたり嫌いな人が多いと思います。私もそうでした。なので、ここからやり直しました。


社会はまさに暗記科目です。苦手な人が多いのですが、理由は「覚えられない」「勉強の仕方がわからない」がメインですが、私は「一問一答式」でやりました。このやり方が、一番効率がいいと思います。参考書はほとんど使っていません。2冊の一問一答を制覇した後は、ひたすら問題集を解きました。問題集になると途端に解けなくなります。間違えた問題や、結果としてあってるけど即答できなかった問題、悩んだ問題は間違えたものとみなし、徹底的に覚えました。


覚える: 口に出すのが私には向いています。書くと時間がかかるし、まず暗記するなら解答を口に出して○×をシビアにつけます。こだわらず、流れ作業でどんどん行きます。次に、間違えたものだけを同じ要領でどんどん行きます。最終的に20回やっても覚えられないものは、「私の脳が受け付けない」とみなし、「あっさり捨てます」。時間の無駄です。だって、脳が受け付けないのですから。。。。という開き直りが、結果としてよかったです。


なんか、のんびりやってるな。と思った人、正解です。

1浪で合格しようとはサラサラ思っていませんでした。実は2浪で合格するための計画を立てていました。 想像以上に基本が抜けすぎていたので定員枠の少ない獣医学科に挑むにはまだまだ・全然の状態でした。


納得のいく人生を送りたい。死ぬときに、やっぱりこうしておきたかった。。。。ということだけは言いたくなかったのです。他の人と比較しても仕方ない。獣医学科に行きたいのに、自分のレベルに合わせて大学を選んで合格することは、ちっぽけな私のプライドが許さなかったのです。


このころの私を支えていたのは、根拠のないこと。

「私はこのままでは終わらない。。。この程度ではないはず。」


高飛車ですが、この思いがあったので家の外から聞こえてくる

「この家の娘さん浪人してはるんやって。嫁にもいかんと勉強ばっかりしててもねぇ~」

という、聞えよがしのうわさ話にも負けなかったのかなと思います。









  





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