【ニート道】借金300万抱えた私が上智大卒ニートになるまでの道のり【人生で大切なことって何?】

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先輩方が軽やかに「社会の常識」を話します。会社に入るとつらいらしいです。

満員電車で口をあけながら寝ているおじさんがその裏付けをします。




どうやらわたしの人生はあと4年らしい。わたしはそう思いました。




いやいや


ちょっと待って。




わたしの人生18年は静岡のド田舎で過ごして4年間大学生したら就職して、するとお先真っ暗なの?

なぜそれを当然のような顔して先輩も同輩もうなずいているの?

社会ってそういうものなの?




わたしの頭には疑問符がたくさん。




さらに3年生の先輩も

「今年はシューカツだから遊べないよ」とのたまいます。


「シューカツがあるから好きにできない。」


「シューカツだから黒髪にしないと。」


「シューカツまでに遊んでおきなよ。」


頭の中から頭の色まで社会に決められる人間に自分の人生はあるのでしょうか?


大学終わって就職したらお先真っ暗だと就職した先輩は言う。

大学の3年4年はシューカツだから楽しくないとシューカツ中の先輩は言う。




人生の先輩の言葉は重く、暗く、彼らの表情は暗いのでした。




つまり


わたしの楽しい人生が4年しかないというのは言い過ぎでした。

シューカツもどうやらつらいものらしいです。

苦しいらしいシューカツを経て就職しても、就職はつらいらしいのです。

つまり、大学デビュー☆で始まったばかりに思われた

わたしの楽しい人生は大学1年と2年だけということです。

HUNTER×HUNTERの休載期間のほうがよっぽどわたしの人生より長いのでは。

わたしも人生休載したい。




どうやら大学時代とは

学問をするよりも就職する前に、

シューカツする前に、

狂ったように遊んでおく時間らしい。



人生の先輩たちの言葉からそのように判断しました。


なんというモラトリアム。





さらに言ってしまえば大学すらも楽しくありませんでした。


いい大学、偏差値が高い大学に入ることを目的にしていたわたしに、

大学でやりたいことなんてなかったのです。


学びたいことなんてなかった。

受かった大学の中で一番偏差値の高い学校を選んだのはわたしでした。

上智大学卒を四年後に手に入れる切符を晴れて手にしたのです。


でもほしかったのはそれだけ。

将来やりたいこと、知りたいもの、なりたいものなんて



なかったのです。






当時わたしの掲げていた人生の目的はただ一つでした。




人からすごいといわれること。




自己評価が恐ろしく低かったわたしは、他人の評価で自分の評価をしていました。

良い成績をとれば自分が認められると思っていました。良い学校に行けばいいと思っていました。

有名なもの、社会的に良いとされるもの、それを追い求めるのがわたしの持っていた価値観でした。

ずっとそう生きてきたのです。


地元の公立中学に通い、その中で成績順に振り分けられてなんとなく地元の進学校に通う。

進学校は大学進学のために勉強をさせるので、なんとなく当然のように大学進学をする。

成績が良かったらすごいといわれ、志望校が良ければその人自身がすごいように言われる。


単純かつ明確な判断基準。



他人の価値基準で選んだ大学。卒業後に予想される暗黒の社会人生活。

自分の内外からモチベーションを下げられ、大学生活からしていきなりつまづきました。

でもぼんやり過ごすわけにはいかないと、強迫観念的に思っていました。



なぜか?





さて、突然ですが

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