自分がわからない苦悩が、創作活動のネタになって楽しくなった話
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>13年前。
社会人対象のある哲学研究サークルに参加したんだ。
その時、主催者から言われたこと。
「今日の、12時(PM)までに、何がしたいのか?メールしてください。」
お手伝いできることがあればしたい。などという趣旨だったように思う。
帰宅して、考えた。
考えた。考えた。
・・・・。
考えた。1時間。
・・・。
2時間、3時間。
・・・。
食事したか、どうかも覚えてない。
何か、心の奥から迫られてくるものがあったように
苦しく、脅迫感があり、焦らされる、追いつめられる、そんな感じがあった。
そして、なんの答えも出ないままに、とうとう11時59分になってしまった。
決めた。
メールの文章は
「わかりません。なにもでてきませんでした。」
たしか、そんな文章だったような気がする。
送信し終わったら、なんか心の中に安堵感が流れたが・・・。
その後すぐ、人生最大の電気ショックが脳内に・・・。
「僕は、自分がわからないんだ。」ということに気が付いたから・・・。
と同時に、床の底が抜けて、暗いトンネルの中に心が放り込まれた感じがして
「孤独」という恐怖感に囲まれた。
身動きできなかった。
そのころ、僕は会社を退職して次の仕事を探している状態だった
いわゆる”プータロウ”
37歳で、子供一人いるのに・・・。
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