ADEM 散在性脳脊髄炎 私の知らない世界
体を起こす時、首が痛いと叫んだ。
Tシャツを着替える。
熱、36.3℃
毎回、熱が下がる時に、大粒で、大量の汗をかいていた。
夜中のいつか忘れたが、
「もぉ、臭い」と言っていた。
全く臭くない場所なのに。
匂い(鼻)も病気の影響があるのかな??
08:00 朝食
全品2口ずつ食べた。
便座に座ろうとすると、座薬か痔の薬が出てしまい、ウンチと勘違いしたらしく、「あっっ」っと言っていた。
薬が出たんやと思うよ、と言うと、「そうなん?」と言っていた。
便座に座ったまま、パンツ着替える。
熱、36.5℃
夜中に比べ、口調は柔らかくなった。
Kさんが、またお見舞いにきてくれた。
この日は、私が仕事の為、金ちゃんが部屋から出たらナースステーションに分かるよう、センサーマットが敷かれた。
11:20 金ちゃんを看護師さんに任せ、私は仕事に行く。
こんなに病変してしまう前に、対策は無かったのか。
過去の事を言っても仕方ないが、医療を知らない事が悔やまれる。
患者は、医者の言われるがままではダメなのだ。
これも、病気が教えてくれたこと。
【ノートの記録 6】
2008/6/20
14:00過ぎ 私の母が付き添いで病院に来る。
母の話では、Sさんがまたお見舞いにきてくれ、母にSさんを紹介していたそう。
バレーボールを少し見る。
お経なのか、歌なのか、声をだしていた。
母に自分の仕事の話をする。
「横になろうね」、「○○しようね」と言われると反抗して叩く。
20:00頃 暴れたらしく、看護師さんを叩く。
(子供のようにパシパシと)
看護師さんが、叩いていいよと言うと落ち着いた。
22:30 仕事が終わり、私も病院に到着
病室に入ると金ちゃんは寝ていた。
この時に、昼間の話や、さっき暴れた話を聞いた。
23:00 目が離せない為、私は、明日の仕事を休む連絡をした。
2008/6/21
0:00 座薬を入れる。
ベッドから立ち上がるが、私が、横になろうねと言うと、寝た。
寝たと思うと、またすぐに立ち上がる。でも、横になろうねというと、すぐ寝る。
私が、金ちゃんに「熱測るね」、「横になろうね」「○○しようね」というと、「はいっっ」と滑舌よく返事をした。
私を看護師さんと勘違いしていたのかも。
04:00 ベッドから立ち上がり、自販機へ行こうとする。
戻ろうねと言うと、看護師さんの足をつかんだり、手で頭を押さえたりした。
フラフラしながらトイレに行き、鏡を殴る。
幸い鏡も割れず、怪我はなかった。
本人は、すごくイライラしていた。
車椅子で部屋へ戻る。
部屋を出る度に、センサーマットが反応し、夜勤の看護師さんが総出で駆けつけてくれた。
看護師さん1人では支えきれないので…
座薬が効きはじめる。
6:00 目を覚ます。
私が、隣のソファで寝ているのをチラチラ見ているようだった。
7:00 ゼリーを一口食べる
ベッドから立ち上がり部屋を出る。
まるで、ゾンビの様な歩き方だった。
8:30 髄液検査をしようとするが、体を横向きにするのが痛く、叫び続けるので中止。
体に触れると何でも痛く感じる様だった。
夜中も、点滴のチューブが手に引っかかっただけで、痛がり叫んでいた。
著者のKanamori Junkiさんに人生相談を申込む
著者のKanamori Junkiさんにメッセージを送る
著者の方だけが読めます