ADEM 散在性脳脊髄炎 私の知らない世界

4 / 7 ページ


体を起こす時、首が痛いと叫んだ。


Tシャツを着替える。


熱、36.3℃


毎回、熱が下がる時に、大粒で、大量の汗をかいていた。


夜中のいつか忘れたが、


「もぉ、臭い」と言っていた。


全く臭くない場所なのに。


匂い(鼻)も病気の影響があるのかな??


08:00 朝食


全品2口ずつ食べた。


便座に座ろうとすると、座薬か痔の薬が出てしまい、ウンチと勘違いしたらしく、「あっっ」っと言っていた。


薬が出たんやと思うよ、と言うと、「そうなん?」と言っていた。


便座に座ったまま、パンツ着替える。


熱、36.5℃


夜中に比べ、口調は柔らかくなった。


Kさんが、またお見舞いにきてくれた。


この日は、私が仕事の為、金ちゃんが部屋から出たらナースステーションに分かるよう、センサーマットが敷かれた。


11:20 金ちゃんを看護師さんに任せ、私は仕事に行く。


こんなに病変してしまう前に、対策は無かったのか。


過去の事を言っても仕方ないが、医療を知らない事が悔やまれる。


患者は、医者の言われるがままではダメなのだ。


これも、病気が教えてくれたこと。



【ノートの記録 6】

2008/6/20


14:00過ぎ 私の母が付き添いで病院に来る。


母の話では、Sさんがまたお見舞いにきてくれ、母にSさんを紹介していたそう。


バレーボールを少し見る。


お経なのか、歌なのか、声をだしていた。


母に自分の仕事の話をする。


「横になろうね」、「○○しようね」と言われると反抗して叩く。


20:00頃 暴れたらしく、看護師さんを叩く。


(子供のようにパシパシと)


看護師さんが、叩いていいよと言うと落ち着いた。


22:30 仕事が終わり、私も病院に到着


病室に入ると金ちゃんは寝ていた。


この時に、昼間の話や、さっき暴れた話を聞いた。


23:00 目が離せない為、私は、明日の仕事を休む連絡をした。


2008/6/21


0:00 座薬を入れる。


ベッドから立ち上がるが、私が、横になろうねと言うと、寝た。


寝たと思うと、またすぐに立ち上がる。でも、横になろうねというと、すぐ寝る。


私が、金ちゃんに「熱測るね」、「横になろうね」「○○しようね」というと、「はいっっ」と滑舌よく返事をした。


私を看護師さんと勘違いしていたのかも。


04:00 ベッドから立ち上がり、自販機へ行こうとする。


戻ろうねと言うと、看護師さんの足をつかんだり、手で頭を押さえたりした。


フラフラしながらトイレに行き、鏡を殴る。


幸い鏡も割れず、怪我はなかった。


本人は、すごくイライラしていた。


車椅子で部屋へ戻る。


部屋を出る度に、センサーマットが反応し、夜勤の看護師さんが総出で駆けつけてくれた。


看護師さん1人では支えきれないので…


座薬が効きはじめる。


6:00 目を覚ます。


私が、隣のソファで寝ているのをチラチラ見ているようだった。


7:00 ゼリーを一口食べる


ベッドから立ち上がり部屋を出る。


まるで、ゾンビの様な歩き方だった。


8:30 髄液検査をしようとするが、体を横向きにするのが痛く、叫び続けるので中止。


体に触れると何でも痛く感じる様だった。


夜中も、点滴のチューブが手に引っかかっただけで、痛がり叫んでいた。

著者のKanamori Junkiさんに人生相談を申込む

著者のKanamori Junkiさんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。