人生は時に不公平〜16〜

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著者: 根本 竜助

本当のお母さんに会いたいか?

自分の中ではお母さんの姿を見た事ないし、今更会っても向こうも家族があったら迷惑じゃないか?

そんな感じの事を親父に伝えたと思う。

しかし、興味があったので会う事を承諾した。

駅前で待ち合わせをして一目で母親だとわかった。

不思議な感覚だった、色々な話をした。

そして、母親はずっと謝ってた。ただただずっと謝っていた。

今までずっと後悔していたと聞いて、不思議と自分も母親も泣いていた。

誰かに必要とされる、自分の存在を喜んでくれる人がいる。それが凄く嬉しかった。

それでも一度荒れた生活は戻らず学校にも行かなくなった。

そんな中、学校で問題を起こし保護者が迎えに来て謹慎手続きをしなければならなかった。

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人生は時に不公平〜17〜