口下手を文章力で克服!私が「思いを伝える力」をつけるまで その6

前話: 口下手を文章力で克服!私が「思いを伝える力」をつけるまで その5
著者: 堤 ゆかり

自分の気持ちと向き合い自己対話できるようになってきたものの、


子どもの頃から染み付いた八方美人マインドは、そう簡単に消えません。




でも、そんな自分がバカバカしく思えた、とあるエピソード。


今回は、そのお話をします。









OLを辞めて、独立。


副業で取り組んでいた物販ビジネス(バイマ)1本で収入を立てていましたが、


新たな収入の柱をつくるべく、これまでの経験と知識を活かして


物販で副収入を得る方法を教える講師業にチャレンジしようと考えました。


で、問題はここからです。


やっと私の中で気持ちが固まってきたこのタイミングで、


”悪い八方美人の癖”が出てしまいました。


「教える仕事やろうと思うんだけど、どうかな?」


物販つながりで仲の良かった仲間やお世話になっていた先輩方に、


ひとりひとり聞いて回ってしまったんです…。


「みんなに批判されるようなことはしたくない」


「応援してもらえなかったら嫌だ」


「白い目で見られたくない」


自分の人生の選択なのに、周りの許可を得ないと決断できなかったんです。





聞いて回った結果、どうなったと思います?


「もっと稼げるようになってからやるべき」


「まだ早いんじゃない?」


「SNSを使ったそういう系の仕事って、どうなの?(苦笑)」


応援してもらえるどころか、否定・批判の声ばかりでした。


「どうしたいか」よりも「どう見られるか」を重視していた私は、


その声を真正面から100%受け止めて、


「私なんて何もできないんだ」


「バカにされるくらいならチャレンジしたくない」と


それから1ヶ月の間、何もできずに塞ぎ込んでしまいました。


旦那さんに話をするときも、


「◯◯さんはこう言っててね…」と主語が「私」ではなく「誰か」。


今振り返ると、本当に愚かだったなと思います。


何で自分の気持ちを大切にしなかったんだろって。


周りの反応に敏感になりすぎていました。


この話の結末はというと、


周りの意見に流されるだけ流され落ち込むだけ落ち込んで、


最終的には自分の直感を信じました。


「今やらなかったら、後悔する気がする」


すごく怖かったけど、周りの雑音を断ち切って


講師の仕事をやってみようと、思い切って踏み出しました。







それからしばらく経って、仲間と再会する機会がありました。


もう、内心ドキドキです。


どう思われてるのかな…

嫌われてるかな…


恐る恐る顔を合わせました。



そうしたらなんと、


「ゆかりさん、なんだか楽しそうだよね!」


「今どういうことやってるの?」


と、私の活動にすごく興味を持ってくれていて、


むしろ羨ましそうにたくさん質問してくれたんです!



Facebookやブログで日々の様子を書くようになって


物販仲間も私の投稿を見てくれてたんですね。





その反応を受けて、拍子抜けしちゃいました。


「あっ、人の意見に翻弄されてた私がバカだったんだな」って。


これは予想だけど、否定的な意見を言ったことすら


当人は覚えてないのかもしれません。


それくらい、他人の言葉は移ろいゆくもので、


気まぐれで曖昧なものなんです。




だからもうこれからは、人の意見に耳を傾けるんじゃなく


自分の気持ちと向き合って、自分に素直な選択をしよう!


そう心から思いました。




いっぱい泣いて、傷ついて苦しかったけど


この経験があったからこそ、今の私がいます。


当時から比べると、だいぶ強くなりました。



八方美人マインドから脱却する大きなきっかけを


与えてくれた仲間には、今は感謝の気持ちでいっぱいです。




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