娘に伝えたい、僕がクビになった話

3 / 7 ページ


人として成長したい。

その気持ちだけはあった。



こんなにもダメな人間についてきてくれた奥さん。

こんなにもダメだと自分で初めてわかった。


そんなとき、僕は、

洗濯物を片付けるために開けた押入れで

あるものが目にとまった。



「5年以上前から使っていたノートだ!!!」



そこには、当時の僕の想いが

ビッシリと書き殴られていた



好きなことを仕事にしたい!!!

好きな事が分からない・・・

分からないから分からない!!!

好きなことをしたら稼げるのか????


当時の色んな感情が

このノートには文字として残っていた。


僕はそれを見た瞬間に、

キッチンのテーブルに座り

一気に書きなぐり始めた!!!



今の僕はどうなりたいのか?

どんな人間になりたいのか?

どうやって生きていきたいのか?


ずっと書き続けた。

A4のノート5ページいっぱいに、

一気に書いた。


同じ言葉でも何回も書いた。

自分の気持ちが自分に伝わるまで書き続けた。



でも、答えは見つからなかった

しっくりくる言葉が見つからなかった


無職期間5ヶ月目。

僕は自問自答をする日々を繰り返した。


何が好きなのか。

何をしたいのか。

どんな人と生きていきたいのか。

どうなりたいのか。


毎日毎日書いた。

新しいノートも買ってきた。

それでも足りなかった。


だから、毎日書き続けた。


【自分だけの答えとの出会い】


これまで、こんなにも

自分と向き合ったことは無かった。


自分の気持ちがわからない以上

他人も僕の気持ちなんて分かるわけがない。


僕がどうなりたいのか。

どう生きていきたいのか。


何度も何度も泣きながら問いかけた。

そして、ある日ひとつの答えが出た。




「僕は、人を喜ばせる為に働く!」




今までお金や自由な時間だけを追い求め、

誰かのためにという想いが抜けていた僕にとって、

価値観が180度変わった瞬間だった。


それ以降、転職活動の結果も全く変わった。


受ける会社全てが次のステップに進む。



内定は出すけど、

君の人生の為にも他の会社も見てきなさい



そんな言葉をくれる社長さんもいた。


結果、無職期間6ヶ月。

9社から内定をもらう事ができた。


この時から僕は、

自分の価値観を書き換える事で

人生は自分の思った通りになる、と確信した。



無職期間6ヶ月を終えた時。



新しい職場では

それまでの意識、行動とは

まったく違うものに変わっていた。


18時には思考能力が切れていた僕が

終電までアクセル全開で働き、


休日出勤はウソをついてでもやらなかった僕が

上司のために、と意気込んでいた。


それでも仕事には波があるもので

その時々でも辛いことはあった。

著者の橘 敬太さんに人生相談を申込む

著者の橘 敬太さんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。