会社で孤立した僕が民泊を始めて感じたこと

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僕は大手のインフラ系会社に勤めています。


就職活動に一生懸命取り組んだおかげでとてもスムーズに内定をもらえました。



例えば、

先生に頼んで、グループディスカッションの練習を組んでもらったり、


アルバイトのコネを使って、その会社で働く人に直接話を聞いたり、


部活動の先輩をたどって、その会社で働く先輩に電話で話を聞かせてもらったり。



会社という場所を知らなすぎて不安で、とにかく中の人と話そうとしました。



その会社の社員さんの話は、インターンシップなど準備された場所よりもリアルな話を聞けると思ったからです。

 


しかし、僕が志望する会社を選ぶ基準は


ホワイト企業と呼ばれる会社で、

安定していそうで、

給料が高いところ。



今思えば、中をみたいと言いながら

外側ばかり見て選んでいました。




はじめて出勤する日

僕はワクワクしていました。



しかし、半年間の研修が終わってからも

配属が決まらなければ、自分が何をするのかも分からない。


配属が決まってからも、学校で学んだ内容が活かされているとは思えない。


そんな状況が続き

1年目にして、いよいよ何のために頑張っているのか分からなくなってしまいました。



そう感じてからは本当にしんどい毎日でした。



全くモチベーションが上がらす、

ただ時間が過ぎるのを待つ毎日でした。



そんな状態が先輩や上司に気づかれない訳もなく、疎まれ、話も聞いてもらえなくなっていました。



学生時代には味わった事がない、孤独な時期でした。




そんな時、やはり楽しかった学生時代を思い出していました。



僕の親しい友人達はほとんどが海外留学の経験があり、休学をした分まだ学生をしていたからです。



みんなに羨ましがってもらった大企業への就職も、結局おもしろくも何ともないと感じていました。




留学に行ってみたい。



と、強く思うようになりました。

漠然と何かが変わるかもしれないと感じたからです。



それに、好きだった洋画や洋楽がもっと楽しめるとも思いました。


 


そんなある日、会社で飲み会がありました。



遠距離恋愛をしている先輩がこんな事を話していました。



「彼女がなかなか会いに来てくれなくて…。」


「会えないと気持ちも冷めてくるよな。」


「来てくれないなら、お前が行けばいいじゃないか」


「ですよね。って事で休みもらっていいですか?笑」



そんな会話を聞きながら、

僕は留学の事を思い出しました。



行きたいとは思っていたけど、社会人になってまとまった休みを取る事が難しくて行けない。



そう諦めていた留学ですが、


行けないなら、来て貰えばいいじゃないか!


そう閃いたのです。



次の日、AirBnBという民泊サービスを見つけました。



これなら来てもらえるかもしれない!



そう思った僕は、何とか民泊をさせてもらえる物件を見つけ

1ヶ月後、1LDKの部屋で一人暮らしを兼ねて民泊を始めることにしました。



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