偏差値30台から、4年浪人して獣医学科に入学した話 第16回

前話: 偏差値30台から、4年浪人して獣医学科に入学した話 第15回
次話: 偏差値30台から、4年浪人して獣医学科に入学した話 第17回

怒涛のラストスパート

退院したが。。。

退院しましたが、余裕は全くありませんでした。
まずは、自分の現状を把握するために模擬試験を受験することにしました。
センター試験前は各予備校が全国模試をします。
流石に入院中も受験勉強はしていましたが、やはり不安でした。。。相当不安でした。
入院する前の順位は、志望校別・全国順位に出てくるわけですが、ほぼ1、2番を維持していました。いわゆるA判定が出ていないと不安で不安で仕方なかったのです。
時々、医学部や旧帝大(京都大学や東京大学などですね。。。若い方は、帝国大学という名前がついていた時代はご存知じゃないですよね。)なんかも志望校で書くときがありましたが、正直合格圏内でした。
でも、
あくまでも獣医学科志望でした。そこまで、入れ込んでいました。
何が何でも、獣医師だったのです。
だから、、つぶしがきくから。。。とか、就職の時の選択肢が広がりそうだから。。。とか、そんな志望動機を聞くとプルプルしました。
それなら、ほかの学科でもいいんじゃないのかな????

2ヶ月半入院し、間近で様々なものを見ました。それこそ、生きる死ぬが間近で展開されるわけですから。。。こうやって、患者さんや患者さんの大切な家族と、逃げないで真正面から関わりたいという思いが入院前より強くなっていました。


いよいよ、模擬試験

退院後初の模擬試験は「河合塾全国統一センター模試」でした。緊張のあまり、試験開始のベルがなるまで手が震えました。

試験問題をめくる。最初から最後まで全部問題を見て、余裕・ちょっと考える・ピンと来ないに分ける。
いつもいきなり解き始めるのではなく、必ず全部見るのは儀式に近かったです。
国語は特にそうでした。文章の最後にある「著者名・題名」「注釈」「設問をざっと見る」そして解き始める。

開始のベルがなり、負けず嫌いのスイッチが入りました。
いざ、試験問題をめくり、いつもの儀式が終わり解き始めました。
ちょっと涙が出そうになりました。
変な表現ですが、答えが見えるのです。見直しは必要ないんじゃないかと思うほど、気持ちいいほど解けました。
自分の中にあった不安は一気に吹き飛びました。
地道に地道に、基礎を固め、問題を解いては解答を覚え込む。こんな作業をどれくらいやったでしょうか。。。。問題集を何冊ボロボロにしたでしょうか?その、繰り返しがようやく形になった気がしました。
問題・解答パターンが頭に相当量入ったので、今度は難問にあたっても問題を分解して、組み立てなおす、違う角度から問題を見ることができるようになっていました。

「今年こそいける」

手応えを感じました。
しばらくして結果が戻ってきました。

全国順位102番でした。兄が常連だった成績優秀者に初めて入ることができました。
ただし兄とは全く順位が違いますが。。。
志望校別順位は第1希望~第5希望まで1番でした。

でも油断大敵。定員が少ないので、本当に配点の高い問題を1問落とすと簡単に転がり落ちるのが現実でした。何度も、そんな目にあいました。

だからこそ、最後まで1番をキープして合格を手にしようと決意を新たにしました。


カタリエ3に投稿されたストーリーがついに書籍化!
(表紙画像からamazonに飛べます)

Katarie3 book

続きのストーリーはこちら!

偏差値30台から、4年浪人して獣医学科に入学した話 第17回

著者の平松 育子さんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。