進路を考え始めた若い方へ ~行き当たりばったりで独立した男の回顧録~

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高校の時、あれだけ広い教科を一生懸命勉強したのだから、
まぁ、何とかなるやろ・・、そんな思いでした。
「こんなクソ教科、絶対に何の役にも立つはずないぜっ!」
いやいや、そうでもなかったです。
若い頃の勉強は、将来に対する大きな大きな保険となります。
これは、良い点数をとっていた・・ということなんかではなく、
「どんだけ勉強したと思っているんだチクショー」 という
思い込み の方が大事だと思います。
②大学時代に本を読んだこと
かなり理系一本槍だった私は、小説とか、歴史とか、そんな類の「本」というものを
あまり読んでいませんでした。
「真なるものは、自然科学の中にあり!」
なんてマジに思っていた偏狭者でしたので・・
ですが、ひょんな事から遠藤周作さんの本に出会い、そしてハマりました。
「ぐうたら~」シリーズ、「狐狸庵~」シリーズも面白かったのですが、
「海と毒薬」とか、何となくキリスト教的な思考がチラチラする感じの、
色々と人生を考えさせられる作品が好きでした。
それまで読書という習慣がなかった私は、それがきっかけとなり、歴史本も読むように
なりました。
特に、戦国時代から明治維新までの歴史本、あと三国志あたりです。

社会人になってからも継続して読むようになりましたが、
これらの本は、社会に出て、人と人との関係を調整するのに、とても役立ちました。
こんなこと、私が論じてしまってはいけないのでしょうが、
恐らく、遠藤周作さんが主張されたかったことの一つに、
「スポットライトが当たらない、そんな人々にも素晴らしい生きざまがある」
という温かい着眼点があります。
凄い人、素晴らしい人、尊敬される人・・・
私達は、どうしてもスポットライトを浴びた人でなければ、
そう言われる資格がない・・
そんな考え方を懐きがちですが
社会に出て見ればわかるように
身近にだって、本当に素晴らしい生き方をしている人が沢山います
そんなスポットライトから外れてしまっている多くの人達によって
会社や組織はうまく機能しています
そこをしっかり見て行かなければいけない
そんなことを遠藤周作さんから教わったように思います
また、お客様を相手にする営業の前線や、何かを改善しようとする職場内において
利害関係が相反しているような状況を、何とかして打開しなければならない時、
戦国時代から明治維新に至る、その数百年に登場してくる
歴史的人物の思考が役に立ちます
特に戦国時代や三国志の時代は、食うか食われるか
昨日の友は今日の敵、昨日の敵は今日の友
そんな、とんでもない厳しい世の中において
どのように自分を守り、自分の城と民を守るのか
武将同志の心理作戦など、本当に社会に出て役に立つと思います
また、明治維新で登場する、様々な立場の人達
幕府としての立場、倒幕側の理論、皇室の位置づけ、外国勢の狙い、
戦国時代より、もう少し視野広く考える人物が出てくるわけですが、
人は、どの位置に立っているかで、正論が全く異なります
自分の立ち位置における正論は、どれもその場では正論です
会社の中であっても同じです
お互いに全く違う主張でありながら、どちらもその組織においては正論です
これを、いかに同じ価値観として纏め上げるのか・・・
そんなことをしなければならない時
明治維新の頃の人達の、それぞれの考え方がとても参考になります
長々と書いてきましたが、もうおしまいにします。
行き当たりばったりで生きて来た私ですから、
何ら偉そうなことを申し上げる資格などございません
もし、そう受取れる文面があったとしたならば、お詫びを申し上げます
最後に、若い方々へ申し上げたいこと
これは、私自身の、3人の子供達に対しても思っていることです

貴方はお父さんとお母さんから、間違いなく愛されています
だから、安心して、好きな事を、思いっきりやってください
こんな生き方は恥ずかしい・・・とか
親には申し訳ない・・・とか
そんなことを心配する必要など、一切ないのです
思ったように、好きなように、毎日をしっかり生きて下さい
それが、お父さんとお母さんの、一番の願いなのですから

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