8.さらにⅡsiを買ってしまった!

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著者: 山口 良介
ぼくが、その欲望には負けるのは時間の問題でした。
「フルカラーが欲しい」(当はMacの拡張ボードは、Nubusで世間のボードのI/OはそろそろPCIへと移行しているといったイメージ)=フルカラーボードが欲しいといった欲望をかなえるには、私のLCは拡張ボードが刺せなかったのです。
▼Ⅱsiの背中。Wikiにありました。
※このⅡsiは有名なフロッグデザインが手掛けたモノで表面のゆるやかなラウンドや、Apple純正の12インチモニターや13インチモニターを載せた時のバランス感もピカイチだった(と記憶している)
そうだ、ぼくのクリエイティビティを満たすには、フルカラーが必須だ!
と、CGなんかもはやどうでもよくて、またなけなしのお金を握りしめてしまうのです。
そしてこれまた、フルカラー環境がそろう、一番安い当時のラインナップの Ⅱsi に手が伸びてしまうのでした。
もちろん、その後はとにかく貯金を使い果たしまくり、NubusからPCI変換ボート、そしてフルカラービデオボード、13インチモニターと、ぼくはつぎつぎとつぎ込んでいくのです。
完全にAppleという倶楽部のMacちゃんというお嬢様にどんどん貢いでいく、夢多き若者と化していました。
Macにお金をつぎ込むたびに自分のクリエイティビティが上がっていくという錯覚に陥っていました。
たしかに、出来る事は増えるのですが、肝心のアウトプットされるものは、当初の目的であったグリグリCGのアタリのウゴウゴルーガには到底及ばないのです。

その時期、確か任天堂は過去最高売り上げ高を記録していたと記憶しています。

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9.DTPか?DTVか?