大学時代TOEIC300点台だった自分が金髪美女と付き合いたくて英語を学び始め、結果ロンドンで仕事できるレベルに至ったそのプロセス3

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1タームは基本的に4週間続くのだが、Kとの授業も例外なく12月の頭に始まり末前には終わる。フィリピンではクリスマス、年末は家族と過ごす習慣があり、多くのフィリピン人がこの時期帰省するためバギオの街からは人が消え、活気あふれる商店街も開かれることはないと聞いていた。つまり、Kをゲットできないことは大学最後の年末を一人寂しくホテルで過ごすことを意味していた。あってはならないことである。

Kとの授業は私の想定外のものであった。フィリピン人は明るい性格ながら楽な方へ逃げる傾向がある。人一倍努力しようという発想はない、人並みでいいのである。なので私が授業はしなくていいから恋愛ごっこしよう、君が私の彼女で私が君の彼氏っていう設定でお話ししようというと快く了解し、ただだらだらとおしゃべりをして楽しむ。

ただ、Kは違った。私が楽しく勉強できるよう授業前に毎回あるものを作って持参してきた。それは大きな方眼紙にある単語の意味を表す文章が並び、カードに書かれた単語と一致させるというものである。そしてKは全部間違いなく答えられたら君の言うこと何でも聞いてあげる、と言うのである。この単語は日常会話のレベルを超えており、TOEICでも扱われないような難解なものばかりである。予習をして暗記しないと間違いなく正解できないため、渋々ながらこの時初めて授業以外で勉強をした。彼女に上手く操られたのである。

Kと授業をしている頃には日々のストイックなまでの徹底的に勉強しないおしゃべりスタイルが功を奏し、喋りたい内容を日本語から英語に頭で翻訳するということはなく思ったことをそのまま英語で表現できるようになっていた。フィリピン人とコミュニケーションをとることには何不自由ない状態であった。

ただ、その後気づくのだがこの時のコミュニケーションレベルは金髪美女を射止めるには到底至らないレベルであった。今でこそ日本でフィリピン留学はメジャーになりつつあり、skype英会話をしてる人も多いが実は根強いアンチなも存在する。なぜならフィリピン人と英語でコミュニケーションがとれても、イコール欧米人とコミュニケーションがとれるとはならないのである。この点は私も同意である。なぜなら、
・フィリピン人先生は発音が下手な日本人英語に慣れているので上手く聞き取ってくれる
・フィリピン人の英語は比較的ゆっくりなので聞き取りやすい
・会話内容のレベルが低い
ことが挙げられる。もちろんフィリピン人とでさえコミュニケーションがとれないようであれば欧米人と会話できるはずもないので踏まなければいけないステップではある。ただ、遠回りせず欧米各国へ直接行き現地の英語に触れる方が効率的だと言う意見もある。

話を戻すと、結果的にはターム終了後のクリスマス、彼女の実家に招待してもらい一夜を過ごし、Kと関係を持つに至った。本来であれば、フィリピンでのミッションはここで終了しUSAに私を待つ金髪美女に会いに行く予定だったのだが、どうも彼女に恋をしてしまったようでフィリピンを離れられなかった。そして、結局このタームを最後に学校を卒業しKと同棲を始める。

私は4月には内定をもらっていた企業で晴れて新入社員として働く事となっていたので3月末には帰国しなければいけず、(今思うとこんな前提に縛られていた自分は本当にイケてなかったと思う) フィリピン留学前に設定した1年という期間も残すところ3か月であった。ただ、そんなことはどうでもよかった、それくらいKに入り込んでしまっていたのだ。

そして2月、一人で日本へと帰国することへの大きな恐怖からKと結婚することを決意し、プロポーズをした。Kもそれを快く受け一緒に日本へと向かい、新たな生活を迎えることに決めた。彼女の親にも説明し、了承を得ることができた。その時彼女の母親が流した大粒の涙が、結婚することの責任の重さを物語っていた。

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