フツーの主婦が一台奮起して、マレーシアのジョホールバルに移住 ー今の私を作ってくれたもの

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人よりいつも遅く、
本当に何のとりえもなく、
何をするにもパッとしない人生だったので・・・。
この時の受験合格は、
私に強い自信を与えてくれた。
でも色々思い返してみると、
一番最初に自信が持てたきっかけは、
16歳で行った海外留学の経験。

留学は本当に楽しく、実り多いものとなったが
同時に、つらい思いも沢山した。
異国の地に、親元から離れて暮らす孤独と不安。
親代わりだけど、他人の自宅に居候するので、
今までのようにわがままは通らないし、
甘えられない。
うまくやっていくために気苦労もした。

今となっては、この時の経験が活きている。

海外で初めて生活するという経験は、
私が現在住んでいる、
ここマレーシア・ジョホールバルに来ても
非常に役に立っている。
その他にもこの留学の10ヶ月で
様々な辛いこともあった。
英語が分からないからと
目の前で悪口を言われたり、
人と比べられ自分の英語力のなさに自身をなくし、
涙を流したり、
ホームシックにもかかった。
10ヶ月異国の地で逃げ出さず、
親元を離れ生活を送れたことで
自信がついたのだと思う。
今まで家の手伝いなんて
ほとんどしたことがなかったが、
居候していたから
積極的に手伝いもした。
日本では当たり前であったことが
当たり前ではないと実感し、
両親に対し改めて感謝の気持ちでいっぱいになった。
さらに、
日本から出たことで、
もっと日本のことを、
日本の文化や歴史などのことを
知りたいと思うようになった。
日本の伝統や文化を
しっかりと外国の人に伝えていきたい
思うようにもなった。
たったの10ヶ月の経験だが、
その後の私の性格、考え方、行動、
そして人生における
すべての基礎になっている。
たった1年弱であっても
海外で生活をするということは、
その後の人生を変えてしまう力を持っている。
私は今、
海外留学・教育移住のサポートをする会社を経営しているが、
この時の経験がとても役に立っているのだ。
留学したばかりの頃は
このようなことをそんなに実感していなかったが、
20年近くたった今、
この時の経験が生きているのだとはっきり分かる。
海外留学経験が自分に自信を与えくれ、
浪人し大学受験という高いハードルを越えるきっかけを作ってくれた。
その後、
氷河期の大変厳しい就職活動、
とっても辛い社会人時代といった形で
どんどん高いハードルが目の前に表れてくるのだが、
何とか乗り越えられたのは、
やはりこの10ヶ月を乗りきれたという自信、
強い自分がベースになっている。
若いころの苦労は、
積極的に経験をした方がいいのだろう。

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