中学2年間で、170日欠席した「登校拒否児」が、「運命の出逢い」で、期末テストで90点以上をとった話

著者: 金田 務

家に引きこもり「ドラクエ」ばかり、やっていた。


金田は中学の頃、「登校拒否児」でした。


「学校にいっても、つまらない」
「いじめられる」

家から出ることが、出来なくなっていました。

家に引きこもって、やることといえば

「寝る」
「ドラクエ」

でした。

「勉強もやる気がない」

「スポーツもやる気がない」

「誰とも会いたくない」

そんな毎日が続きました。

そんな状態ですので
勉強の方は、
もちろん「最悪」でした。

0点、2点、4点は
当たり前。

どうしようもない状態でした。

中学2年の「運命的な出逢い」

その状態で
中学2年間を170日ほど
欠席したのですが、

中学2年のときに「運命的な出逢い」がありました。

社会科の先生でした。

当時、たしか30歳くらいで
男性の先生でした。

生徒からは「基(もとい)ちゃん」と呼ばれていて
人気のある方でした。

当時、金田は
「人は、親すら信じられない」と思っていたので
はじめは、「拒否反応」を示していました。

そんな中のある日

基ちゃんと話している時に

「金田!お前は、やればできるんだ!」
という風に言われました。

それまで、「人に認められた記憶がなく」
「否定ばかりされたので」
嬉しかったのを覚えています。

その日から、
「基ちゃんの教える社会科だけは、頑張ろう!」

と勉強をはじめました。

勉強の仕方もろくにわからず、
暗記も苦手でした。

だけど
「基ちゃんに褒められたい」
その一心で、様々な工夫をしながら
勉強をしました。

その工夫の1つが
「好きなメロディーに暗記する言葉を当てはめる」

でした。

人生で、はじめての出来事!!!


そして、期末テストの答案が返ってきました。

なんと!!

人生ではじめての
90点以上をとることができました!!!
(たしか95点だったような。。。)

嬉しくて、飛び跳ねました。
周りの同級生からは
「お前が、そんなにできるはずないじゃん!」
「カンニングしただろう!」

と、ひどい言葉を言われましたが

「基ちゃん」は、
「よく頑張ったな!」
「やっぱり、お前はやればできるよ!」

と言ってもらいました。


「ちょーーーー嬉しい!!!」



このことをきっかけに
登校拒否から脱出。

無事、中学を卒業できることとなりました。

人は、「被害者意識」をしてしまう傾向があり
「否定」が常にある状態です。

その中で「認めることの重要性」
これを大切にすることで
人生が変わっていくと思います。

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