高校生が突然ヒッチハイクしだす話#2

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前話: 高校生が突然ヒッチハイクしだす話。
著者: 大川 将吾

おじさん小牧…でな…乗せ…れるよ(小声)」

「はい!ありがとうございます!(小牧が何処かわからんし、ほとんど聞き取れなかったけど乗せてもらえるならどこでもいいや)」

このおじさんは本当に小声で
ほとんど何を言っているのかわかりませんでした(笑)

小声な割りにラジオを流していたので
さらに聞き取れず適当に頷いていました(笑)

おじさん小牧まででいいか?(小声」

「はい!(まぁ適当に頷いておこう」


ラジオから流れる失恋ソング…
声と歌詞でback numberだとわかる。
そして適当に頷くこと10分…


ここで悲劇が起きる



おじさん「よし、高速降りるぞ」

「は、、、、はい!?!????!!
えーー、あっはい…」


今更NOとは言えなかった…

心の中では叫んでいた…

おいおい!小牧ってなんなんだよ?

マジかよ?小牧って出口のことかよ。

知るかよそんなこと!?

せ、せ、せっせっせっかく、イケメソさんが高速に乗せてくれたんだぞ

そ、そそそそそんな簡単に

高速降りたら、いいいけいイケメソさんにし、ししし失礼だろうが

イケメソさんに合わせる顔がねぇよ

おじさん…

お願いだから…

僕を高速から降ろさないでください…

ちゃんと話聞きますから…

お願いします…

もう、YESマンにならないから…

おじさんは何も悪くないから…

いやでもさ、まさか…

これだけ苦労して乗った高速がこんなに簡単に

下道に降ろされるわけないよね……?」




普通に高速降りましたwww


心の声はどんだけ近づいても聞こえません。

それは心の声だから。

うん、僕そんな図々しいことよく言わないよ。

うん。

僕が悪かったよ。

反省します。

でも進めた事には進めたんだ!

乗せて頂きありがとうございました。ぺこり

次こそはトラックの運転手さんに高速に乗せてもらうんだ

運転手さん
そのトラックにー
僕を乗っけてくれないか
いきーさーきーならー
どこーでーもいいー

それくらいの心構えじゃないとやってけないよね?

そうだよね…



なんやかんやの葛藤の後
無駄にポジティブになりました(笑)


小牧まで届けてくれてありがとうございました!
小牧の出口を出たすぐのコンビニに降ろしてもらいました。


コンビニにて

おじさん「英語だけは勉強しとけよ(小声」

「はい!家に帰ったら英語だけは勉強します(笑)」

よくわからなかったけどおじさんが英語だけは勉強したほうがいいって言うんだから

皆様も英語だけは勉強したほうがいいそうです。



がちゃ

ぶーぶーん


「はぁ…いっちゃったよ…」

小牧がどこだかイマイチわかってない僕は地図を見ると

名古屋まで13km…


時刻は6時30分…

「ちょっとヒッチハイクするの疲れたし
名古屋まで歩いてみるか」

※この選択がもうダメ 圧倒的にダメ

僕はここで名古屋まで歩いて行くことを決意…

よし…行くか…


【今回はここまでです】
ここまで読んでいただきありがとうございました!

次回はヒッチハイクをせずに歩き回ります(笑)
ヒッチハイクして東京に行くとは何だったのか…

お楽しみに!!

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