すごくいい友達を持ってると実感してる話。

著者: Iwano Kouki

僕の友達自慢^^

(注)このストーリーは僕の友達自慢です。


僕の友達は「障害者」の僕に「~出来る?」とか「~してあげる」とか言いません、絶対に。僕自身言って欲しくないです。自分でやれることは全て自分でしたい。代わりに「~やらない?」と聞くときに、例えばサッカーをするときに「サッカー出来る?」とは聞かず「俺ら、サッカーするけどゴールキーパーやらない?」って聞いてきます。出来るかどうかじゃなく、「やるのかやらないのか」を聞いてくるだけです。それに対して僕は「ああ、今回は外で見てるよ」とか「やろう」とか答えるだけです。本当にいい友達を持ったと思います。多分彼らが「~出来る?」って聞いてくる人間だったら、ちょっと距離を置いたかもしれません。僕が何か障害を理由として出来ないことがあったとしても、彼らから「手伝おうか?」って聞かれたことは一度もありません。ただ、僕が頼んだときは嫌な顔一つせず手伝ってくれます。本当にいい友達です。


困った人がいたら手を差し伸べるのが優しさだって言われますが、僕はそうとも限らないと思います。よく高齢者に善意で席を譲ったら相手を不快にしてしまった、というのを聞きますが、僕も多分、その高齢者のタイプで自分で出来ること、自分が出来ることには手を差し伸べてくれなくていい。本当に困ったら自分から言うからってタイプの人間です。こと障害者に対して学校教育では「手を差し伸べましょう」と教えられますが、「あんまり要らないなあ」って思ってました(笑)時々ストーリー内で書いていますが「配慮しない」優しさもあると思います。


話を戻します。そんな彼らだから、歩く速度も歩幅も頼まない限りは合わせてくれません。正直、置いていかれるなんてしょっちゅうです(笑)でもなんかそれが楽だったりします^^ 友達に気を遣われると僕も気を遣うし、そんな関係って疲れやすいと思いますし(笑)傍から見ると結構ゆるーい関係で10年以上ずっと続いてるし大学卒業しても時々会えたらいいなあ。

著者のIwano Koukiさんに人生相談を申込む