Vol.4『2年間で転職を6回繰り返した男が、いきなり独立起業をした』話

4 / 5 ページ

PCの知識を絶対に覚えないといけないからだ。


最初こそ、回線の販売数では幸いその部署の中で一番売っていたので、

その点は周りからは褒めていただいたものの、

PCの知識を覚えることが苦で次第に苦言を呈される事が多くなった。


普通であれば、しっかり覚えることが当然かもしれないが、

僕は覚えるのが嫌だった。


やりたくないことを強制的にやらされたくない、これに尽きた。


一般的に非常識かもしれないが、

『自分は主体的に何かをやるのであれば頑張れるが、嫌な仕事を周りから強制されるのが

ダメなんだ』と、何となく気付き始めた。


だから続かないんだと。


5月初旬、仕事の連休明けに連絡を入れ、辞めた。


また、履歴書が一つ汚れた。これで5社目だ。

ただ、この時、既に履歴書がいくら汚れようとどうでも良くなっていた。


今、やるべき事は挑戦あるのみだった。



最後の転職


それは会社員ではなく、短期間のアルバイターとなった。


とりあえず、種銭を作る為にもう少しだけ社会人でいようと思い、

最後になるだろう履歴書を書いて例のごとく面接を受けた。

またすぐに受かる、と思い普通の面持ちでいたのだが、、

不思議と面接はやりずらく、そのときは不採用。


何故落ちたのか、、理由はすぐに分かった。


それは、もうサラリーマン思考状態で面接を受けることをできなくなっていたからだ。

どうしても、言動に表れてしまう。

これは、面接部屋を後にした直後にすぐ気付けるくらい、分かりやすかったのだ。


「これでは面接に通らないな。」

私は直感でそう思い、これを最後の面接にした。


そして、最後にビデオ屋のアルバイトで2ヶ月間、

種銭を作り7月から起業開始となりました。


PS:

当時住んでいたアパートは、水道使い放題で家賃が¥32000という安さでしたが、

年間でゴキブリが30匹くらいでるような環境にいました。。

ゴキジェットは必需品で常備、ないと冷や汗が出るという状態、、


夏になれば部屋までの通路にも3、4匹常にいる感じで、見かけないとラッキー♪

というような毎日を送って来ました(汗)

また、住人は正直あまり関わりたくない雰囲気を醸し出す老人が多く、

時には向かいの部屋で異臭がするとのことで警察が訪ねて来た事もあります。

身寄りのない住人が病気で亡くなり、異臭を放っていた経緯を知った時は

驚嘆しましたが。。


こんな環境に追いやったのは自分自身。

でも、だからこそ、頑張れた。


一度ドン底まで追いやられるということは、若いうちであれば

経験する価値が大いにあると、今では思います。





過去は関係ない。大切なのは、自分がこれからどうなりたいか


VOL,1から本編まで、お読み頂きありがとうございました。


これまでの経験を踏まえ、独立前に分かって来た自身の性質を挙げるとざっとこんな感じです。

↓↓↓

・人に監視されること

・決まった時間に出社すること

・極端な事務仕事

・調子の上がらない時もやらされること

・長く拘束される(帰れないこと)

・一人の時間が確保出来ないこと

・毎月決まった給料(つまらない)




最後に、私が伝えたかったことは一つだけです。


今までの失敗は関係ない。大事なのは、これから自分がどうなりたいか


これを読んでいるあなたがもし、何か目標や夢があるのなら是非挑戦して欲しいです。

私みたいな人間でも、一応、独立して実現の1歩を踏み出せたわけですから。

逆に言えば、失敗しまくってやっと自分の適正を導きだしたのです。



周りの批判、過去の失敗はこれから夢をめざすあなたにとって、必要なものですか?

もしそれを引け目に感じているのなら、私のことをぜひ思い出して下さい。

こんな北條でも1歩踏み出したんだ、俺(私)でもいけると。そう思って挑戦して見て下さい。



起業後の話しはまた、機会があればお話しします。

ここまでお読み頂きありがとうございました。





バックナンバーはこちら

↓↓↓

Vol.1『高校で上の下クラスだった男が、プロテニスプレーヤーを目指した』話


Vol.2『高校中退→夜逃げ→?』クズで波瀾万丈な話


Vol.3『自宅浪人→(大学:遊びほうけて何とか卒業)→売り手市場で某銀行に内定→が、しかし』の話










著者の北條 だいすけさんに人生相談を申込む

著者の北條 だいすけさんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。