あの日見た空の色を僕たちはまだ描けない 第1話 出会った二人

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著者: 大森 拓也




僕は そんななか  真面目に練習をしていた。  






僕も 足は 速い方だったが   




その学校には



僕と同じぐらい 足の速い先輩がいた。 






それが 南先輩だった。 






先輩は足が 速いだけじゃなくて  




とても明るく かわいい先輩だった。  




そのころは まだ 



そんなに話したことがなく







特に意識は していなかった。 








それから 時間は過ぎていき 




季節は 冬になった。 



その間は ほとんど彼女に会うこともなく


たまに 会話をするぐらいだった




そして  卒業式まで




1ヶ月と 控えた  ある日のことだった。 






たまたま 廊下ですれ違った。 






そのときに 色々話をしていると 




先輩は どうやら  滝川高校に進学するみたいだった。 






先輩は 運動だけはなく 頭もよかった。






 






そのとき  先輩は  






・・・ 拓哉も  


滝川高校に来てね  と 言ってくれた。 




なんで ?  と言ったけど 



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