元いじめられっ子でオタクがスタイリストになれた訳

2 / 3 ページ

某アパレル会社に内定。



ショップ店員をやりはじめました。
何も分からず女性ブランドのお店に行くと

店長「今日からよろしくお願いします」
僕「え? 店頭に立つってことですか?」

店長「うん」

生まれて初めての接客がいきなり店頭で、
しかも研修はおろか、教えてもらったことは何もない。



技術、知識0のオタクショップ店員(笑)


になることに(多分少ないはず!)
ただ、洋服の綺麗なたたみ方はすぐ教えてもらった(笑)

服をたたみながらお客様を待つ。

そして、声をかける(緊張で震えた声で)


サイズ展開も分からない。
「9号って何? 人造人間だと8号いたよな。

エヴァにしては多い。Mと同じサイズだっけ?」

サイズを覚えるだけでもあれこれ考えた(迷走中)

まして、女性服のお店。しかも同年代ではなく、

少し上のお姉様方の店。


最初から知っているわけないだろう~!(^_^;)

それでも週3で入りながら学校も行きつつ、卒論も書きつつ。

しかってもらいながら成長していきました。


店で働いて半年も経ち、気がついたのは

◆ノルマだらけ

◆お客さんが嫌がっても売らなければいけない



さすがに卒論もあったので、

頻繁にバイトに来れないことを本部の方に伝えたときは

「学校も大事だろうけどこっちも大事だろ」


分かってるけどさ、一応学生の本分は卒論。


後は、会社内で


男はこうならねばならない


とほぼ全員が言っていたので、今思えば異常な環境でしたね。

僕は割と女性より(オカマさんというわけではありません)

の考え方らしいので、よく「男らしくない」と言われ続けていました。


毎日言われているときついものです。

更にオタクを馬鹿にされるお姉様方が多かったので、


怒りもありましたね。


「なんでオタクが馬鹿にされなきゃいけないのって」


そこから今思えば、きっかけだったのかもしれません。

オタクがダサいって勝手なイメージだろ!



固定観念に縛られること

お客様に対して誠実じゃないこと


が決め手となって辞めました。


僕が辞めたとき、同期はほとんど既に辞めていました。


この後、勤めた仕事で自立神経失調症になって、

ニートにもなって白い壁を見続けることになります(笑)


理不尽な上司に怒られ続けて、自律神経失調症になり、

怖くて会社に行けなくなり、家で引きこもっていたとき。




白い壁ばかり見ながら、鬱々と考えていました。


「早く職場行かなきゃ」「早く仕事しなきゃ」


「家族に迷惑がかかる」「友達に心配させたくない」


あれやこれやと考えるも、

ずっと壁を見続けることしかできませんでした。


多少、外には出られるものの、

職場のことを考えただけで眠れずに手も震えましたね。




いやあ、今だから話せるけどあれはきつかった。

友人・親・医者に助けられながら、

外に出たりするうちに職場に行こうと決心。


行ったというだけで自分を褒めたかった。


だが、行った僕を待ちうけていたのは、


変な気の遣われ方でした。



いわゆる腫れもの扱い( ̄▽ ̄;)


正社員にしてくれると言われた会社でしたが、

結局、居づらくなって辞めました。

それでも辞めたときはすごい晴れやかでしたね。


この後、ネットビジネスの友人のおかげで、

ネットビジネスで時間の拘束が格段に減るのに食べていけるようになりました。


ショップ店員時代以外はファッションを仕事にはしていませんでしたが、


いろんな友人のコーディネートはずっとしてました。


元々、ファッションはずっと好きで雑誌は男性誌はもちろん、

ショップ店員になったぐらいから、女性誌も読んでいたので、

比例して知識も身に付きましたね。ショップ店員時代より(笑)



プレッシャーなく、楽しんでやれることは大きい。



僕自身の強みですね。長所はいくらでも伸ばせるところは。


辛い時期もありましたが、ネットビジネスのせどりと出会い、

食べていけるようになりました。

しかも時間の拘束がほぼ無くなるという更なる利点。


せどりが安定してきたと同時に他にも何かやりたいなと思っていたんですね。

著者の石井 雄さんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。