学生パパ

著者: 永田 拓也
私はもうすぐ学生パパになる。
一年前、自分がパパになるなんて思ってもなかった。
幸せ。ただ悩み、不安もある。
奥さんとは今は遠距離。

幸せはね、奥さんとお腹の中にいる子どもが元気であること!
産まれてくる赤ちゃんが楽しみなこと!
それに尽きる。

悩みは、、
奥さんとの連絡のとりかたに苦労してる。
奥さんは妊娠中期の検診で子宮口の管が人より短くて、入院するまでだった。
それから自宅安静。自宅安静はさ、毎日家にいて、同じことして1日終わる。
これが苦。そりゃそうだよね。
何が楽しいのか、なんて考えてしまうよね。
私はLINEで楽しい話をしようと思って、今日こんなことが楽しかった!って送った。

そしたら、奥さんブチ切れ。
あんただけ何楽しいことばっかしてんのよ!
私は毎日家でゴロゴロしか出来ないのに!ってね。
それが3、4回はあった。
もう無理。さようなら。なんて言われたこともあったりね。
この時、私はこう思った。

LINEとかメールなんての文面じゃ全く気持ちが伝わらない。
電話じゃ、顔が見えずにふざけてるのか、真面目なのかわからなかったり。
Skypeとかカメラ通話だと表情が見えるからいいけど、何か足りないよね。。
それってなんだと思う?



人間の身の温かさ。

これだと思うんだよね。
声が聞けても表情が見えても冷たく感じるときはある。
やっぱり同じ空間を共有して同じ時を刻むことはとっても大切だと思った。
悩みから大事なことに気付かされた。
人のそばにいてあげることが1番なんだなと。

不安は、学生として、パパとしての自覚。
正直、今の私にはパパとしての自覚が足りない。
むしろ、足らなさすぎる。笑
悩みにもあったけど、楽しいことをぬけぬけとしゃべる私はアホだよなって思った。笑
しかも1回だけで終わってないところ。
奥さん怒って喧嘩すると、当然赤ちゃんも暴れるわけよ。これは悪影響。

そして、学生だけどパパ。
大学生は飲み会だったり遅くまで遊んだりなんてことがあるわけ。
基本は飲めないし、夜遊びしないからいいんだけど、たまには付き合いで誘われたりするからさ。
その時にちゃんと断る。何が1番大切なのかってのを、よく頭に入れること。

同じように学生パパだった先輩がいる。
私がとても尊敬する人だ。
お義母さんに教えてもらい知った。
その先輩のある日のブログにこんなことが書いてあった。

結婚、妊娠、決めたならこの「選択」を「正解」にしなくちゃいけない。
あるのは、自分の「決断」や選んだ「道」を「正解」と思えるかどうか。

これを見て、感心した。
そして、パパとしての責任感が生まれつつあった。




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