約1年間、オンラインのみでサービス提供してきた当社が、今、東京・渋谷区にリアルスタジオを立ち上げる理由
こんにちは!株式会社Workout Community代表の平澤美香と申します。
当社は2020年に創業したばかり。まだ出来立てほやほやの会社ですが、現在、ラグリーフィットネスを1回30分で受けられるオンラインフィットネススタジオ「WORKOUT COMMUNITY」の運営をはじめとし、オンラインストア「WORKOUT COMMUNITYセレクトショップ」での商品提供や、「心と体の健康コラム」を通じた情報発信、法人向けのサービス提供など行っています。
ここまで全てオンラインで完結してサービス提供してきた当社ですが、実は、今年に入って、東京・渋谷区の北参道に、小さな小さなスタジオ「LAGREE MICRO STUDIO」を立ち上げるべく、クラウドファンディング「日本初上陸!『マイクロフォーマー』を使った新しいワークアウトライフを作りたい!」を開始しました。
どの業界においてもDXが進む中で、なぜリアルスタジオを立ち上げようと思ったのか。それはもちろん、日本初上陸のマシンである「マイクロフォーマー」を活用したスタジオを作りたかったというのはありますが、それ以上に、「人が人であることの意味を感じられる、リアルな拠点を作りたかった」というのが、正直な気持ちです。
コロナにより180度方針転換してオンラインのみで創業
もともと私は2019年から、東京にリアルスタジオを立ち上げる方向で準備していましたが、コロナにより断念。昨年4月に180度方針転換して、日本人初のラグリーフィットネスインストラクターAsamiとともにオンラインフィットネススタジオを立ち上げたのが、今の業態で創業することとなったきっかけです。
インターネット環境さえあればどこからでも参加できるということで、当社のクライアントさんは住んでいる場所が様々。国内は北海道から沖縄まで、海外もオーストラリアやシンガポールなど比較的時差の少ない地域を中心に、ご参加いただいています。一度もリアルでお会いしたことがない方ともPCの画面を通じてほぼ毎日のようにお会いし、まるで古くから知っている友人のような関係性を築けるというのは、始める前は思ってもみなかった嬉しい副産物でした。
オンラインのみでサービス提供してきたからこそ実感した、オンラインとリアルの棲み分け
この1年間、オンラインのみでフィットネスサービスを提供してきて、オンラインならではのメリットを沢山実感してきました。特に、子育てや仕事で日々忙しい方でも隙間時間を活用して参加いただけたり、今まで運動経験のなかった方にも手軽にワークアウトをライフスタイルに取り入れていただけたことは、オンラインだからこそ実現できたことでした。
また、オンラインではどうしても人と人との関係性が希薄になりがちですが、当社では、SNSを通じた情報のやりとりや、休日に開催する特別企画イベントなどを通じて、人の温もりを実感できるコミュニティ作りも大事にしてきました。
結果として、外出自粛で運動量が落ちがちだったこの1年間に、しっかりと筋肉をつけて日増しに綺麗になっていくクライアントさん方の姿を見ることができ、オンラインでラグリーフィットネスを提供することを決断して本当に良かったと感じています。
ただ、オンラインではどうしてもクライアントさんに提供できないことがありました。それは、「五感をフル活用しながら自分の心や体に向き合える空間」です。
コロナ禍で多くの企業がリモートワークになる中、「雑談」や「無駄」の重要性が再認識されてきました。それはフィットネスでも同じことで、実は、フィットネススタジオが提供しているのは、フィットネスのサービスそのものだけでなく、その周りの空間や、そこで偶然に生まれる会話が、五感を刺激する大きな要素になっています。
それは今回、リアルスタジオを作る過程でも実感しました。例えば内装工事ひとつとっても、壁紙を選ぶ時には、色や明るさのようにデジタルでも確認できる要素だけでなく、どのような手触りなのかというアナログな要素も重要になります。また、壁紙を貼り付ける時には、職人さんが、ずれないように目視確認しながら丁寧に貼り付けていきます。
どんなにDXが進んだとしてもこういったアナログな世界は残るわけで、だからこそ、アナログな息づかいを感じられるリアルスタジオの存在価値があるのだな、と。
クライアントさんからもオンラインとリアルのハイブリッド型に期待の声が
今回、東京でリアルスタジオを立ち上げるということで、東京近郊にお住まいでないクライアントさんには大変申し訳ない気持ちだったのですが、ありがたいことに、クライアントさん方から「コロナが落ち着いたら東京に遊びに行きます!」「●●(お住まいの場所)でスタジオを開いていただけるのをお待ちしています!」というお声を沢山いただきました。
また、マシンを使ったラグリーフィットネスはとてもキツいのですが、先日、オンラインでずっとラグリーフィットネスをやってきているクライアントさん方をご招待したレッスンを開催したところ、みなさん、すぐにマシンを乗りこなすことができていました。
アンケートでも以下のようなコメントをいただいており、ここまで1年近く、オンラインでサービス提供してきたことの価値を感じています。
- 初マシン、とても楽しかったです。家でやっていた動きと同じなものの、集中して出来る感じが良かったです。また、体の使い方や体重の送り方のアドバイスを頂けたことが嬉しかったです。@homeと併用したいなと思いました。
- ラグリー@homeはやっていたが、マイクロフォーマーを使うとまた違ったキツさがあって、きいてる感じがよかった。マイクロフォーマーがかっこいい。
- すごく楽しかったです!オンラインでやっていたことが活かせて、でも同じ動きでも違う動きに感じてワクワクしました。キツいけど、気持ちいいクラスでした!!
最後に
連日にわたり医療体制が逼迫しているとの報道が行われている中、リアルスタジオ立ち上げを推し進めても良いものかという迷いはずっとありました。ただ、当社で昨年実施した参加者アンケートでも「定期的にワークアウトすることで精神的な変化がある」とのコメントを多数いただいており、昨今、社会的な問題となっているメンタル不調を改善する方法の一つとしてもぜひ多くの方に色々な形でワークアウトを生活に取り入れていただきたいとの想いは日増しに強くなるばかり。昨年12月、Kanaが当社3人目のラグリーフィットネス認定インストラクターとなったことから、多様な文化や流行の発信地でもある東京・渋谷区にてスタジオを立ち上げることを決断しました。
オープンは3月を予定していますが、しばらくの間、三密を避けるために、一度にグループレッスンを受講できる人数は3名に限定。レッスンとレッスンの間の入れ替え時間を十分にとり、換気を行っていきます。
また、チェックイン時に検温や消毒を徹底することに加えて、スマートフォンを利用したスムーズなチェックインシステムを導入することで、しっかりとコロナ対策して参ります。
今回の渋谷区におけるリアルスタジオ立ち上げは、新しいワークアウトライフの発信に向けた第一弾です。無事に立ち上がったら、今度は、ロサンゼルスで主流となりつつある、「マイクロフォーマーを使った屋外レッスン」もやっていきたい。そして、いつでもどこでもマイクロフォーマーを使って気軽にワークアウトできるような空間を色んな場所に作っていきたい。
ぜひそんな未来をみなさまと一緒に作っていけたら嬉しいです。
執筆者プロフィール
平澤美香(ひらさわ みか)
株式会社Workout Community 代表取締役社長
国際コーチ連盟プロフェッショナル認定コーチ
ラグリーフィットネス認定インストラクター
BASIピラティス認定インストラクター
2001年慶應義塾大学法学部政治学科卒業。三菱商事広報部を経て、2005年株式会社コーチ・エィに転職。企業の風土改革やリーダーシップ開発に向けてコーチングを行う傍ら、マネジャーとして、四言語にまたがるオンラインクラスの運営・品質管理体制を構築する。その後、ヨガ・ピラティスのスタジオを運営する事業会社にうつり、100スタジオを束ねる執行役員事業部長、人事総務部長として、ブランド統合や営業・採用・育成の強化、オペレーション改善などを担当。体(ボディ)にアプローチすることで心(マインド)も変えていくことができるというボディーワークの世界に可能性を感じ、ボディーワークを通じて人と組織のウェルビーイングを支援したいとの想いから創業に至る。
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