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STORYS.JPは、2013年2月に誕生しました。

「生きる」と「はたらく」をもっと近くに。そんなママを、全力で応援したい

著者: 株式会社mog

~ワーキングママ専門転職サービス「ママリブラ」を動かす人たち~ 

Vol.1 株式会社mog(ママ、お仕事がんばって!)

代表取締役社長 稲田明恵


子どもがいることで、「残業できない」「責任ある立場は任せられない」と業務を制限され、はたらきたいようにはたらけない。そんな状況を変えたいと、株式会社mog(ママ、お仕事がんばって!)(https://www.mog-career.co.jp/)は、「『生きる』と『はたらく』をもっと近くに。」をコンセプトにプロフェッショナルママ向け転職サービス「ママリブラ」(https://www.mamalibra.jp/)を運営する。


2019年にサービスを開始、社員は5人のみのスタートアップ企業だが、現在の登録者数は完全自社登録で2,500人、取引社数は100社に拡大 。育児に向き合いながら「やりがいのある仕事がしたい」「仕事で自己実現したい」と考える“フルキャリ”志向のワーキングママたちから支持を集め、採用企業側も高い意欲とスキルを持つ人材としてワーキングママに注目し始めている。


仕事をセーブして当たり前、転職は難しいとされてきたワーキングママのキャリア支援に、なぜそこまでこだわるのか。初回はmog代表取締役社長の稲田明恵に、会社の立ち上げやサービスに込めた思いを聞く。

「ママは仕事をセーブしたいはず」は思い込み。“社会を動かせそう“なママたちとの出会い


弊社mog は、プロフェッショナルママと呼んでいる高いスキルを持つママ向けの求人を取り扱う人材紹介サービス「ママリブラ」を運営しているほか、育休ママ向けの「育休中インターン」や、自身のキャリアを考えるオンラインイベントなどを開催しており、転職に限らず「ママとして自分はこれからどうはたらき、どう生きていくのか」を深める場を提供しています。


それらのサービスを通してこれまで多くのワーキングママに出会いましたが、仕事と育児を両立しながら管理職を目指してスキルアップする女性や、赤ちゃんのお世話だけでも大変な育休中に未経験の職種でインターンをする女性など、みなさんとにかくエネルギッシュ。「この人たちが集まったら社会を動かせそう!」と本気で思ってしまうほどです。ママリブラを通してこんなワーキングママを採用いただいた企業の方からは、「稲田さんのところにいる人たちって、みんな仕事が好きだよね」「こんなに仕事に対して前向きな人、うちの社内でもなかなかいないよ」と言われることもあります。


ママ向け転職サービスというと、どうしても「もう少し仕事をセーブしたい」「短時間で働きたい」という、子育てにシフトしてはたらきたい人が集まっているイメージを持たれることがあります。しかしママリブラをご利用いただくママさんたちは「仕事が自分のアイデンティティの一部」という方ばかり。育児をしながらはたらく大変さはありつつも自身のキャリアを伸ばしたいママに寄り添い、社員の多様性を尊重し、労働時間ではなく成果で社員を評価する企業とのマッチングに力を入れています。


ワーキングママの仕事への熱意を大切にすることで、女性が活躍し続ける会社が生まれる


はたらきやすい会社として認知されている大手上場企業であっても、ワーキングママは「できるだけ育児に時間を割きたいはず」「空き時間に少しはたらければいいと思っているはず」と考える上司や社風がいまだ根強い職場もたくさんあります。もちろん、今は育児が最優先、仕事をセーブしたいと考えるワーキングママもいますし、まずは産後も就業を継続できるよう保護施策としての人事制度を整えることは大切です。ただ、これからの会社は「ママ社員が働き続けられれば良い」ところから1歩踏み出し、仕事に前向きな女性に対してキャリア形成を支援する仕組み・風土が必要だと思っています。


ある小売大手企業の事例ですが、ワーママ向けに育休3年などの保護施策を多く取り入れた結果、育休復職後のママ社員がキャリア形成に悩み、結果復職後に次々と退職してしまうといったケースが発生しました。その後、女性役員が制度改革に踏み切り、育休中の社員が保活に困らないよう企業内保育所をつくって早期の復職を後押ししたり、育休中も会社と関係を途切れさせない施策を取り入れた結果、復職後もスムーズに職場復帰し両立しながら活躍するママ社員が増えたと言います。


モチベーション高く、どんどん挑戦していきたいワーママを増やすことは、女性が活躍し続ける企業であるための大きな課題だと思います。そのためには、ママになると仕事の意欲が下がると決めつけずに、ママ社員の仕事への熱意を大切にすること。これは将来的に結婚や出産を考えているワーママ予備軍の女性社員たちにも、「ママになってからもこういうふうにはたらけるんだ」という希望になります。また、女性が活躍しづらい社風を変えるのであれば、外部から意欲のあるプロフェッショナルママを採用するのもひとつの手段。実際に弊社には、はたらく女性のロールモデルとして優秀なワーキングママを採用したいという求人オーダーをいただくことも増えてきました。自然体でありながら、意欲的にはたらくママ社員が加わることで、周りの社員にもプラスの影響が生まれています。


たとえば、全国展開する大手飲食チェーン店さんは、ワーキングママを採用するにあたって、人事制度の新設に踏み切りました。弊社がご紹介したママを法人営業として採用するため、これまでなかった時短勤務制度を新設。産休・育休を取る総合職のプロパー社員が増えて変革が必要なタイミングでもあり、弊社からも事例などご紹介しながら、女性社員がはたらき続けられる環境をともに整えることができました。


今、会社に必要な人を考える。プロフェッショナルママとの化学反応が、企業を成長に導く


実は、人材市場全体が落ち込んだコロナ禍でも、ママリブラの求人はほぼ減りませんでした。それだけ、ママが活躍できる柔軟さを持った会社は変化に強く、どのような環境下であっても伸びていける会社なのだと感じています。画一的な発想では生き残りが厳しくなっている今、企業として人材の多様性をどう考えるかは大きな課題。経営者が危機感を持って本気で現場を変えていく、積極的な舵取りが必要だと思っています。


先日、アパレル会社の27歳の社長さんとお話しました。この会社は、社長と数人の仲間で始め、海外での売れ行きが好調であっという間に年商5億、社員15人の会社に成長。社長ひとりで管理部門を担うのが難しい状況になっていました。社長とは「どんな思いで会社を立ち上げたのか」「これから会社をどう進化させていきたいのか」を話し合い、出てきた人材のご要望は「若いメンバーのお尻をたたいてくれるような人材」「安心してお金まわりを任せられる、知見と誠実さをお持ちの方」。「この会社にはあの女性が合うのでは!」と直感で思いつき、国際業務と会計・経理経験のあるご登録者を紹介し、採用となりました。


企業のビジョンや抱えている課題から、今、この会社の成長フェーズに必要な人材を一緒になって考える。そして、「この人が絶対に合うはず!」という確信を持ってご紹介する。いただいた求人に沿って要件に当てはまる人を紹介するのに比べて、圧倒的に時間も手間もかかりますが、現在ママリブラを通して転職された方はみなさん、新しい職場でイキイキと活躍されているので、このやり方は間違っていないと思っています。mogを立ち上げるまで大手人材会社で17年にわたって法人営業や人事として人材サービスにかかわってきましたが、今とことんお客さまに向き合っていて思うのは、「やっぱり人材サービスって面白い!」ということ。事業を成長させ、時代の波に乗っている企業と、プロフェッショナルスキルを持ったママたちの化学反応を間近にして、日々実感しています。



株式会社mog 代表取締役社長 稲田明恵(Inada Akie)

東京学芸大学 教育学部 国際教育課程 2004年卒

新卒で株式会社インテリジェンス(現・パーソルキャリア株式会社)へ入社。

人材紹介の法人営業を経験後、特例子会社や障がい者雇用支援「DODAチャレンジ」など、20代で事業責任者として新規事業の立ち上げを経験。その後、社内異動により、人事マネージャーとして人事労務の運用、研修・採用領域を担当。

2015年12月、第1子の出産を機に、ワーキングママが抱える悩み・不安を解消したいと「ママボラン」を構想し、業界初のボランティアマッチング事業を展開。2019年8月、女性が仕事を通じて自己実現できる社会を目指して

株式会社mog (ママ、お仕事がんばって!)を創業。

特技は利き酒、趣味はアートギャラリー巡り。



プロフェッショナルママ向け転職サービス ママリブラ

https://www.mamalibra.jp/


株式会社mog (ママ、お仕事がんばって!)

https://www.mog-career.co.jp/


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【本件に関するお問合せ先】

株式会社mog (ママ、お仕事がんばって!)

担当金子:kaneko@mog-career.co.jp




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