カレンダーとのにらめっこが不要に!日程調整の工数ゼロを目指す「ノリスケ日程調整」開発ウラ話
名古屋と東京を拠点にWebアプリケーションを開発している株式会社N2i。チャットボットと日程調整を強みにしたHRテックサービスや、AIが文字起こしをしてくれるWeb通話ツール「バトンタッチ」などを開発しています。この2月には、N2iが日程調整の知見を注ぎ込んだビジネス向けの日程調整自動化ツール「ノリスケ日程調整」のトライアル版を新たにリリースしました。目指すのはビジネスの日程調整の工数ゼロ。ノリスケ日程調整について代表取締役の篭橋 裕紀に聞きました。
ーー「ノリスケ日程調整」を開発することになった経緯を教えてください。
弊社の設立は2017年ですが、日程調整の自動化は弊社が創業時から取り組んでいる事業のひとつです。元をたどると、私が前職時代から日程調整の工数を極力省きたいと思っていたことにたどり着きます。長年、日程調整に使う時間をもっとクリエイティブなことに使いたい!とずっと思っていました。N2iを立ち上げるにあたり、どうせなら自分の欲しいサービスを作ろうと思いました。
ーー当初は採用向けの日程調整ツールを手がけていましたよね?
はい。デジタル化の流れで今は状況が変わってきているかと思いますが、当時はまだ自動で日程調整されることへの抵抗感が少なからずあったと思います。採用の分野であれば、それが受け入れられやすかった。しかし、ビジネス向けの日程調整ツールが欲しい、という声もよくいただいていました。
社内でもビジネス向けを作りたいね、という話がずっとあり、実はモックアップのような形で社内限定のツールも走らせていたのですが、当時注力していた採用管理ツールや受託開発との兼ね合いでなかなか開発リソースを割くことができませんでした。
ーーすると3年を経て、満を持してのリリースとなるわけですね。
満を持してと言えるかどうかわかりませんが、日程調整の自動化という分野で、3年半を経た今も、未だ自分たちが使いやすいと思うサービスに出会えていないことが、改めてビジネス向けの日程調整ツール開発に取り組むきっかけとなりました。
例えばですが、参加予定者全員の空き時間をピックアップして複数名のスケジュールを同時に抑える「AND設定」ができるものはあるのですが、「OR設定」(図1)ができなかったりします。
ーー「OR設定」ですか。それはどのように機能するのですか?
採用の面接担当者でも営業のフィールドセールスでもいいですが、担当者が複数いる場合、そのうちの誰が面接や商談に割り当てられてもいい、というシナリオがあります。OR設定ができると、複数の担当者の中から、1人でも空いていれば、その日にちと時間を候補として提示できます。採用担当者から面談担当者へ、インサイドセールスからフィールドセールスへの取り次ぎにかかる工数をカレンダーとにらめっこすることなく、ゼロにすることができます。顧客とのファーストタッチを外部委託しているような場合にも有効です。
(図1:OR設定はフォーム設定の際に、「日程調整の方法」から「誰か1人が参加」を選択する)
ーーなるほど。先ほど社内限定のツールがあったと伺いました。今回は、そちらを継続開発したのではなく、改めてイチから企画されたそうですが、何か理由はありますか?
この3年の間に、私たちも様々な知見と経験を積むことができました。そこで、改めて、スマートフォンからワンタッチで日程調整できる操作性とユーザーの体験にこだわって開発をすることになりました。
例えば、
- 60分の商談時間、商談の前後30分は空けておく
という条件で日程調整を行いたい場合、あらかじめこのシナリオでフォームを作成しておけば、外出先でもスマートフォンからURLをコピーして相手先に送信するだけで、日程調整を依頼、完了することができます。
入力の手間をできる限り省き、日程調整の工数を限りなくゼロにする、という点に注力して開発を進めました。
(図2:URLのコピー&ペーストで日程調整を依頼することができる。自分用のメモにはタグ機能を活用すると便利)
作成したフォームは後からも編集できますが、URLは変わらないので何度も利用できますし、複製も可能です。Slackやメッセンジャーなど、チャットでのやりとりの場合もURLのコピー&ペーストだけで日程調整ができるので便利ですよ。
ーーユーザーからはどのような反響がありますか?
問い合わせフォームから新規開拓をしている企業様からは、「日程調整時点での離脱が減り、アポイントに繋がることが多くなってきた」というお声を聞いています。
上司と部下の定期面談(1on1)の日程調整にご活用いただいている事例もあります。営業チームの場合、お客様とのやり取りが優先されるので、1on1の時間を固定化することが難しいそうですが、例えば15分枠のフォームを作成して部下にURLを共有しておけば、上司が毎回個別に空き状況を確認して回る手間が省けます。
私自身もヘビーユーザーで、お客様と次回の打合せ日時を決める時に自分のスケジュールを確認する必要がなくなったので、とても便利になりました。
ーー日程調整ツールについてはどのような思いがありますか?
日程調整の省力化は、業務効率化の第一歩だと思います。皆さん、日々どれくらいの時間を日程調整に費やしているか、計算してみたことはありますか?
弊社に届く営業メールをみても、日程調整の候補日を手入力で送ってくる企業様がほとんどです。これに返信をしようとすると、メールでのやり取りが少なく見ても1~2往復は発生します。また、候補日は直近の数日しかないため、それ以外の日程を希望する場合、問い合わせの手間も発生します。メールを送る人と実際に顧客に対応する担当者が違う場合は、社内で再度日程確認が必要となります。このような工数を限りなくゼロでできたらいいと思いませんか?
ーー今回ノリスケ日程調整はトライアル版の提供開始とのことですが、正式なローンチはいつになりますか?
現在決済機能を実装していますので、この機能ができ次第、正式なローンチを予定しています。Google Workspace のユーザー様であればどなたでもご利用いただけますので、ぜひトライアル期間で無料な今、たくさん使ってみてください。こちらからご登録いただます。
また、現在弊社ではWeb通話ツール「バトンタッチ」を開発中です。インサイドセールスからフィールドセールスにバトンをタッチする際に併せて日程調整をする、というシナリオにもご利用いただけますので、是非こちらも併せてご検討をいただけると幸いです。
ノリスケ日程調整に関するお問合せ先
株式会社N2i
TEL:052-746-9238(代)
E-mail:sales@n2i.jp
URL:https://lp.norisukebiz.jp/
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