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「手にした誰もが、ほっと温かさに包まれてほしい」~美温活ショーツ誕生秘話 上田美央編~

著者: 株式会社シルキースタイル

 

 昨年、応援購入サービスサイトMakuakeで1,000万円以上を売り上げた、美温活ショーツ「On de miu(オンドミュウ)ビューティーショーツ」。

長年、女性特有の悩みを解決し、女性を輝かせるための商品に係わる仕事をしている中で、様々な点と点がつながり、開発に至った。(https://prtimes.jp/story/detail/jrwO29c92er

今回は、開発者の一人、上田美央にインタビューを行い、誕生秘話を紐解いていく。




「下着は毎日のテンションを変えてくれる大切なもの」

―上田さんにとって下着はどんな存在ですか?

共同代表の山田が下着コンシェルジュとして活動していたので、隣にいた私は一番その啓発を受けており、「下着は毎日のテンションを変えてくれる大切なもの、こだわりを持つもの」という意識はそもそも高く、手にすることで素敵な気持ちになる下着を身に着けるのは日常になっていました。例えば、今日はプレゼンをするから赤い下着にしよう、など、その日の仕事にどう臨みたいか、どういう気分でその日1日を過ごしたいかという視点で選んでいます。


「温めショーツ=おばさんパンツ」という抵抗感

―以前から温めショーツを愛用していましたか?

いえ、どちらかというと抵抗感がありました。妊活をしているお客様向けのサプリ開発や商品MDを行っていた中で、温め下着のニーズの高さは知ってはいたものの、すっぽりとお腹を包む、いわゆる“おばさんパンツ”というイメージがあったからです。商品MDをする際には、いつも「自分が欲しいと思うかどうか」という軸を大事にしていたので、“おばさんパンツ”のような温めショーツを販売することには抵抗を感じていました。また、ある男性が、大きな温めショーツを見て「このショーツ履いてたら萎えるわ・・・」と言っていたこともあり、世の中にある温めショーツは、やはり自分が欲しいと思えるような“ときめく”ものではありませんでした。



「やっぱりショーツは素敵じゃなくちゃ…!」

―では、なぜ温めショーツを作ろうと思われたのですか?

当時、私は30代後半で、子どもは欲しいものの未婚。女性としての焦りや不安が大きくなる中で、いつかは子どもが欲しいのであれば身体に良いことをしようと思い、サプリメントや入浴剤などを取り入れていたものの、なかなか続けることができませんでした。また、冷えは感じていても、おばさんパンツのような温めショーツにはどうしても手が出せずにいました。

ある日、サンプルでもらった温めショーツを履いて外に出たところ、当然ながら温かくて身体が快適だったんです。それでも、翌朝、レースのショーツと温めショーツのどちらを履こうかと迷って、レースのショーツに戻った自分がいました。身体にいいのはわかるけれども、やっぱりショーツは素敵じゃなくちゃ…! と思ったのです。

そんな毎日を送る中で、お気に入りの下着に温かいパッドを入れて使ってみたり、色々試してみましたが、ごわつきが気になるなど、なかなか納得のいくものがありませんでした。それなら、自分が身に着けたいと思える温活ショーツを作ってしまおう!ということで、開発がスタートしました。



「手にした誰もが、ほっと温かさに包まれて、快適な身体を実感してほしい」

―開発中はどんな想いでいらっしゃいましたか?

とにかく「手にした誰もが、ほっと温かさに包まれて、快適な身体を実感してほしい」と思っていました。妊活の仕事を通して、子どもを作ろうと思ってから妊活を始めるのではなく、早い段階から体調管理や身体に良いことを日常生活に取り入れる事の大切さを感じていたので、快適な体作りのためには毎日身に着けるショーツが最適だと感じていました。

さらに、健康の状態を定期的に可視化してケアしていく事の大切さを感じ、東洋医学に基づく「未病」にフォーカスしたボディオロジーサロン「On de」を開業したことで、サロンにいらっしゃるお客様の不調の原因の多くが“冷え”と“巡り”の問題と紐づいている事がわかり、客観的なエビデンスを元に開発を進めていく流れになりました。

苦労した温め素材の選定

―苦労したポイントはどんなところでしょうか。

まず、開発は温め素材の選定から始まったのですが、その選定に苦労しました。子宮まわりをクロッチ部分から温めたい!と思い、また、ショーツをサプリメントのような位置づけにしたい、履いている時だけではなく履かなくても温かい身体を目指せる設計にしたいと思っていたので、蓄熱素材にこだわり、色々な素材を試し、今のα-オーラわた®にたどり着きました。

私の個人的な体感としては絶対的に温かいものができた!と自信があったのですが、社内でも温かさを感じない人が出てきて、一から設計しなおす必要性が出てきました。

再度、女性の身体を温めるためにはどうしたらよいか?自身が温めについての知識を深めるために、温活プランナーの資格を取得し、温活に詳しい方々から話を聞きまわりました。

また、サロンでもお客様の身体の状況を再度見直し分析をし直したところ行きついたのは「『巡り』の大切さ」でした。

冷えの激しい人は温まりづらいのはもちろん、巡らないから温かさを感じづらいのです。


(工場視察風景)


フィットしつつも締め付けない設計へのこだわり

―蓄熱素材の他にこだわったポイントはありますか?

温かさの体感と毎日履きたくなるようなフィット感、それとともに見た目もファッショナブルであることにもこだわりました。

「『巡り』の大切さ」に気づき、鼠径部をとにかく締め付けないようにするパターンにこだわった設計を考えました。ふんどしショーツのような設計だと解放感はあるものの、フィット感にかけ、蓄熱効果が少し薄れてしまう。何度も何度もパターンを引き直しカシュクールのようなクロス構造にすることで、身体の動きについて引っ張られる身生地部分と、動きに引っ張られない身生地部分を作ることで、フィット感を持ちながら鼠径部への圧がかからない、“クロスフリー”構造に至りました。



―開発中に楽しかったことはありましたか?

開発には約2年の歳月を費やしましたが、「こんな商品を今作っていて!」と話をするたびに、「欲しい!履きたい!」という風に言ってくださる方が多くて、雑誌の編集者さんたちからは、「あれ?まだ出来ないの?」と何回も問い合わせをもらったりもしました。「何かの特集に載せたいイメージですよね。まだ、なかなか思い通りにできてなくて…」と話すと、「いや自分が履きたいから、楽しみなの!」という会話を何度もしました。とにかくニーズの高いもので、履くのを楽しみにしている人たちがいると考えると使命感も感じ、開発するのがとても楽しい商品でした。


完成したビューティーショーツの反響の多さ

―出来上がったショーツを履いてみて、どうですか?

また、楽しみにしているという声が多かったとのことですが、実際の反響はどうですか。

毎日On de miuビューティーショーツを履いています。クローゼットの中に並ぶビューティーショーツのカラーを選ぶ時に、多くの女性が同じように下着のカラーを選ぶ瞬間を楽しんでくれていると思うと嬉しくなります。

友人に会うと、「今日赤だよ!」「あ。私も」というビューティーショーツの会話からスタートするのが日常です。

「温かい!」はもちろん、「元気になった」「夜トイレで目が覚めなくなった」「妊活にぴったり」「PMSにもよさそう」等など、悩んでいた事が軽くなったという話を笑顔でしてもらえる時は本当に嬉しいです。ショーツの可能性を多くの人が感じてくれて、それぞれの悩みが少しでも軽くなり、笑顔が増えて行けば本望です。

また、体調不良で元気のない友人にギフトとして送ったというお言葉もいただきました。「何か元気づけてあげたいけど…と思っていた中で、“彼女の心と身体を思っている”というメッセージを送りたい時にこのショーツはぴったりだと思った」と言っていただけ、その友人もとっても喜んでくれた、と教えていただいたときは本当に嬉しかったです。


今後の取り組みについて

―今後はどのような展開を考えていらっしゃいますか?

今後は、限定カラー等を出していくことでカラーの充実を図りたいと考えています。皆様にとって手放せないアイテムとして評価頂いているので、ブラや洋服のカラーと組み合わせられたり、色々な気分やシチュエーションに合わせ新しい体験をできるようにカラーのバリエーション展開をしていきたいです。

また、生理中でも履けるものが欲しいというお声を元に、オンドミュウのショーツで毎日のショーツが完結できるような機能性とデザイン性を兼ね備えたショーツの開発にも着手しています。

さらには、ショーツのみならず、女性特有の悩み・課題の解決をできるフェムテック商品は色々と開発していきたいと考えているので、まだ表に出ていない、もしくは、女性それぞれも気が付いていないようなニーズを徹底的に探り、シルキースタイルの強みである、下着も化粧品もサプリメントも美容機器も幅広く作成できる点を活かして、一番フィットする形でお客様に届けていきたいです。


最後に

私はこのショーツを履くたびに、気持ちが凛と強くなる気がしています。日常において、そんな気持ちを整える瞬間、身体と心を感じる瞬間を現代を生きる忙しい女性に持ってもらいたいです。素敵なショーツとしてだけではなく、「手にする女性の心と身体に寄り添う」という商品開発当初から込めている思いも伝わっていってほしいと思います。


上田美央 株式会社シルキースタイルCOO/温活プランナー

上智大学卒業後、大手外資系金融機関で銀行の運用アドバイスを行った後、国内上場証券会社にて PR ・IR を担当。過酷な労働環境で、平日は時間をかけずに美しくあること、週末は思いっきり美に時間をかけて癒されることに主眼をおいた生活を送った経験から、美容は心のサプリメントでもあると実感。自己実現のために思いっきり集中するものがあることから内面美は生まれ、女性として外面美を気遣うことで心が安定する。両面のバランスを保ちながら自分らしく一生輝いてできる仕事に携わりたいと考え、昔から大好きだった美容と下着の世界に。女性が女性としてポジティブにいられる心のサプリを提供したいとの思いをベースにシルキースタイルを設立。特に好きな時間はバスタイム。どんなに忙しくても 1時間のお風呂タイムでリセット&リラックスが日課。


【会社概要】

会社名:株式会社シルキースタイル

代表者:山田奈央子 上田美央

所在地:〒105-0013 東京都港区浜松町 2-13-12 RiseWell ビル3階

事業内容:フェムテック商品の企画・開発・販売


本件に関するお問い合わせ

広報担当:島津・藤野

電話番号:03-5401-3031

メールアドレス:info@silky-style.com




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